ポジティブ心理学の挑戦 “幸福”から“持続的幸福”へ

Flourish: A Visionary New Understanding of Happiness and Well-being

 

 

心理学の新しい潮流をリードする第一人者の〝10年ぶりの注目の新作〟!
「ポジティブな人間の未来に対する考え方が説得力をもって見事に語られている」
(ザッポス CEO)トニー・シェイ
「なぜポジティブなアプローチに効果があるのか、その貴重な情報が詰め込まれている」
サンデー·タイムズ
「世界屈指の心理学者が、ウェルネス、レジリエンス、幸福を増加させるという課題に、
自らの知恵と経験を集約した1冊」
(医師・認知療法の創始者)アーロン・ベック


この本は、ずっと続く幸せを手に入れるために役立つ1冊だ――。

本書は、国際的に著名な心理学者マーティン·セリグマンの、この力強い約束の言葉で始まる。ここ15年、ポジティブ心理学という新しい潮流をリードしてきた著者による10年ぶりの注目の新刊である。
伝統的な心理学は「人間の苦しみを和らげること」を目標としてきた。セリグマンが15年の間牽引してきたポジティブ心理学の目標は異なっている。それは「人生を最も価値あるものにすること」にある。本書でセリグマンは「本物の幸福とは何なのか?」を問い、ダイナミックな新しい概念を提示している。

幸福を追い求めるだけでは、人生に意味が生まれることはない。
今、セリグマンは問うのは、自分の才能を育て、他人と深く長続きする関係性を築き、世界に意義深い貢献をする――そうしたことを可能とするものは何か、ということだ。つまり「何が人をずっと幸せにするのか?」を問うているのだ。

ポジティブ心理学の可能性は、個人の幸福にとどまるものではない。教育、経済、医療、公共政策など、社会の構造そのもの対して、セリグマンはポジティブ心理学を通して働きかけ、成果を残してきた。

・感情面の回復力を身につけるトレーニングに取り組む「アメリカ陸軍」の事例
・職場での成功のみならず日常生活の充実を目指して生徒を教育する「革新的学校教育」の事例
・「従業員のパフォーマンスとウェルビーイングを同時に高める企業」の事例

……等々、非常に刺激的な物語を本書は伝えている。

本書は「幸福とは何か」を理解する上で重要な分岐点であり、かつ人生を最大限に活用するためのツールとなる一冊である。セリグマン博士は今、自身の世界的ベストセラー『世界でひとつだけの幸せ』『オプティミストはなぜ成功するか』を究極的に発展させ、数百万人もの人生を変える最先端の科学としての到達点を示したと言えるだろう。

 

『ポジティブ心理学の挑戦 “幸福”から“持続的幸福”へ』(原題『Flourish: A Visionary New Understanding of Happiness and Well-being』)は、心理学者であるマーティン・セリグマンが執筆した書籍です。

この本は、従来の心理学が「病気にならないこと」と「幸福になること」にフォーカスしていたのに対し、ポジティブ心理学においては「持続的幸福」を追求することが重要であるとするセリグマンの考え方を紹介しています。

本書では、セリグマンが考える「幸福」の5つの要素(ポジティブな感情、エンゲージメント、良い人間関係、意味ある人生、達成感)を詳しく解説し、それらが人々が「持続的幸福」を得るために必要な要素であると主張しています。

また、セリグマンは、「ポジティブ心理学」を提唱することで、人々がより幸福な生活を送ることができるようになると信じています。本書は、その考え方を深めるための重要な一冊となっています。

 

 

 

著者のマーティン・セリグマン (Martin E. P. Seligman)はどんな人物?

マーティン・セリグマンは、アメリカ合衆国の心理学者で、ポジティブ心理学の創始者として知られています。1942年に生まれ、ペンシルベニア大学で心理学の学位を取得し、同大学の教授として長年にわたって教育・研究活動を行ってきました。

 

 

セリグマンは、従来の心理学が「病気にならないこと」を目的としていたのに対し、ポジティブ心理学においては「幸福になること」を研究することが重要であると主張しています。彼は、「幸福の5つの要素」(ポジティブな感情、エンゲージメント、良い人間関係、意味ある人生、達成感)を提唱し、それらが持続的な幸福につながると考えています。

また、セリグマンは、ポジティブ心理学の研究を通じて、幸福についての一般的な認識を変えることを目指しています。彼は、人間が持つ力や可能性に注目し、ポジティブな側面を見つけ出すことで、より豊かな人生を送ることができると信じています。

セリグマンは、多数の著作や研究を行っており、心理学の分野で高い評価を受けています。彼は、アメリカ心理学会の会長を務めたほか、アメリカ科学アカデミーの会員にも選出されています。

 

この本の読者レビューは?

『ポジティブ心理学の挑戦 “幸福”から“持続的幸福”へ』に対する読者レビューは、概して高評価であると言えます。以下に、よく見られる意見をいくつか紹介します。

  • セリグマンの「持続的幸福」のアプローチに共感する声が多くあります。彼が提唱する5つの要素は、人生を豊かにするための基本的な要素であると感じる人が多いようです。
  • 一方で、本書はあくまでも理論的なアプローチであるため、実践的なアドバイスや具体例が少ないと感じる読者もいます。
  • セリグマンが従来の心理学に批判的な姿勢を見せることがあるため、従来の心理学に親しんでいる読者からは反感を持たれることもあるようです。
  • 一部の読者からは、本書の内容があまりにも理想的であり、現実には達成が難しいとの指摘もあります。

全体的には、ポジティブ心理学に興味を持つ人にとって、本書は興味深く読む価値があると評価されています。

 

この本はどんな人にとっておすすめ?

『ポジティブ心理学の挑戦 “幸福”から“持続的幸福”へ』は、以下のような人にとっておすすめの一冊です。

  • 幸福について深く考えたい人:本書は、従来の幸福の捉え方を批判的に検討し、持続的な幸福の概念を提唱しています。幸福について深く考えたい人にとって、本書は興味深い内容を提供してくれるでしょう。
  • 自己啓発書や心理学の本に興味がある人:本書は、ポジティブ心理学の創始者であるセリグマンによる著作であり、幸福についての知見やアプローチを提供しています。自己啓発書や心理学の本に興味がある人にとって、本書は読む価値があるでしょう。
  • 心理学の専門家や学生:本書は、ポジティブ心理学に関する理論や実践について、詳しく説明しています。心理学の専門家や学生にとって、本書は重要な参考書となることでしょう。

以上のように、幸福について深く考えたい人や、自己啓発書や心理学の本に興味がある人、心理学の専門家や学生にとって、『ポジティブ心理学の挑戦 “幸福”から“持続的幸福”へ』はおすすめの一冊です。