ニュー・アース

A New Earth

 

 

21世紀に入り、人類はいまだかつてない危機に直面しています。
それは地球温暖化による異常気象、世界各地で起こる戦争や紛争、発展途上国における飢饉や飢餓、先進国における経済や金融の破綻、治療法のいまだ見つからない疾病、グローバル化がもたらす格差と貧困、なくならないテロ、あるいはそれらによって疲弊する心と体。

このようなことは、すべてが人類に固有の「機能不全」と呼ばれる状態がひきおこしていると著者は言います。
それはある種の集団的狂気とも呼べるようなもので、そして、ほとんどの人間の「ふつうの」精神状態にはたいていこの機能不全が含まれている、と。

では、このような状態から抜け出すために、あるいはこのような状態を改善するために、私たちはどうすればいいのでしょうか?
それは、「目覚める」ことです。
「目覚める」とはいったいどういうことか?
それは「意識」を変化させること。人類ひとりひとりの意識が変わり、目覚めるとき、私たちはよりよい人生を手に入れることができ、よりよい世界をつくることができる。
その新しい地「ニュー・アース」へのパスポートが本書なのです。

根源的で奥深い内なる開花、物質主義と物質性の重力を否定して飛び立つ新たな変容は、実は人類に課せられた使命でした。
その変容、変化をもたらすツールとして、本書を活用してください。
「目覚める」ための準備を整えるには、本書を繰り返し読み、意識の状態を変えることなのです。

全米200万部突破の前著『The Power of Now』(日本語版:『さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる』、徳間書店刊)をふまえて展開される本書は、著者の「いまに在る」という考え方をさらに発展させ、人類の究極の幸福について語られています。
小社『神との対話』シリーズでもおなじみの吉田利子さんの名訳が、本書の内容にさらに深みと品格を与えています。

 

『ニュー・アース』(原題: A New Earth)は、エッカート・トールによるスピリチュアルな書籍です。本書は、人間の苦しみや不幸の原因としての「エゴ」に焦点を当てています。トールは、エゴの支配から自由になることで、より豊かで満足のいく人生を送ることができると主張しています。

本書は、現代社会におけるスピリチュアルな問題について、深い哲学的な洞察を提供しています。トールは、人々が内面の平和を見つけるために必要なスピリチュアルな実践を説明し、真の自己とつながる方法を示唆しています。

『ニュー・アース』は、オプラ・ウィンフリーのブッククラブに選ばれ、世界中で多くの読者を魅了しています。トールの教えは、精神的に成長したいと考えている人にとって、深い啓示をもたらすでしょう。

 

 

 

この本の読者レビューはどんな感じ?

ポジティブなレビュー:

  • この本は、スピリチュアルな世界観を説明するためにとても分かりやすい言葉を使っています。エッカート・トールのアプローチは、深い理解を得るために自分自身を見つめることから始めることを提案しています。この本を読んで、私は自分自身や周りの世界について新しい視点を持つことができました。
  • 『ニュー・アース』は、今まで自分が持っていた考え方を根底から変えるような本でした。エッカート・トールの言葉は、私たちが持つ思考のパターンやエゴと向き合うための方法を提供しています。この本を読むことで、自分自身や他人に対する理解を深めることができます。
  • この本は、スピリチュアルな世界観をとても分かりやすい言葉で説明しています。エッカート・トールのアプローチは、自己啓発の本にありがちなプラグマティックなアドバイスではなく、人間の意識の根源に迫るものでした。この本を読んで、自分自身について深い洞察を得ることができました。

ネガティブなレビュー:

  • この本は、スピリチュアルな理論に基づくものであり、現実の問題解決に役立つアドバイスが少ないと感じました。また、エッカート・トールの言葉は、深く哲学的であるため、一般的な読者には理解しづらい場合があります。
  • この本は、自己啓発書にありがちな、実用的なアドバイスが少ないものでした。エッカート・トールのアプローチは、一般的な読者にはあまり馴染みのないものであり、理解するためには時間がかかりました。
  • 「この本は、あくまでスピリチュアルな理論に基づいているため、現実の問題解決に役立たない可能性があります。
 

著者のエッカート・トール(Eckhart Tolle)ってどんな人物?

エッカート・トール(Eckhart Tolle)は、ドイツ生まれのカナダの作家、講演者、スピリチュアル・リーダーです。彼は、スピリチュアリティと人生哲学に関する著作で知られています。

 

 

トールは、幼少期から哲学やスピリチュアルに興味を持ち、成人後には大学で哲学を学びました。彼は、学問的な哲学を学ぶ中で、人生の意味や目的についての深い洞察を得ました。その後、彼は精神的な旅に出て、インドのアシュラムで2年間を過ごし、スピリチュアルな教えを学びました。

トールは、講演やワークショップを通じて、人々が内面の平和を見つけるための方法を教え、心の幸福を実現するためのスピリチュアルなアプローチを提唱しています。彼の代表作には、『今、この瞬間を生きる力』(The Power of Now)や、『ア・ニュー・アース』(A New Earth)があります。これらの著作は、世界中で多くの読者を魅了し、彼は現代のスピリチュアルな指導者の一人として知られるようになりました。

 

 

こんな人に、この一冊!

『ニュー・アース』は、現代社会における精神的な問題や悩みについて、深く掘り下げている書籍です。著者は、人々が自分自身や周りの世界をどのように見ているかについて、独自の哲学的な視点から解説しています。

この本は、自己啓発やスピリチュアルに興味がある人におすすめです。特に、自分自身や世界と向き合い、より意識的な生き方をしたいと思っている人には、大変有益な一冊となっています。著者が提唱する「今ここに生きる」という哲学は、ストレスや不安、不満などを解消する手段としても注目されています。

また、心理学や宗教、哲学に興味がある人にもおすすめです。本書では、様々な宗教や哲学、思想に関する見解が引用されており、深い洞察力に基づく論考が展開されています。