ねじの回転―FEBRUARY MOMENT
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ねじの回転―FEBRUARY MOMENT
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今日は一日中家に居て、テレビ見て、昼寝して、DVD見て、読書して、とのんびりと過ごしました。たまにはこういう休日もいいですよね。って毎週のようにしているか。。。
久しぶりに恩田陸さんの作品を読みました。ジャンルはSF、系統は「ライオンハート」にすんごいよく似ている。全体的に悲哀を感じさせるところも恩田さんらしいなぁ、と思いました。
受験勉強をしてこなかったために、日本史も世界史も疎いため、事件の舞台である「二・二六事件」について全く知識がなかったのですが、それでも非常にわかりやすく読めました。前半は恩田さん独特の行きつ戻りつ、飛んだりしての伏線を織り交ぜながらの展開に付いていくので精一杯だったのですが、上巻(文庫本を読んだので)の終盤から完全に惹きつけられてしまいました。
時間を逆行して歴史を変える技術を手に入れた人類が、過去に遡って歴史を変えようとする。その行為が未来である「現在(いま)」がより良いものになると信じて実施された「聖なる暗殺」。しかし、結果は手を加えるよりも悲惨な状態に。それを修正するために、同じ技術を使ってひとつひとつ「修正」し「確定」していく。
逆賊として殺されるという悲惨な結果を知っていながら、その結末に向かって史実通りに行動を求められる安藤・栗原。そしてその先の歴史を知って、変えることを目論んでいる石原。三人が懐中連絡機を手渡され、各々が歴史を運命を変えるために行動していく。その緊張感がたまらなく良かったです。
個人的には、最後の不一致までが最高でした。最後の伏線の回収も恩田さんの才能ならではの見事さだったのですが、あまりにも鮮やか過ぎてちょっと冷めちゃった感じです。栗原の想い、無念を晴らしてあげて欲しかった。
過去に遡ることができる時、人は必ず過去を変えることを前提として、どこに遡るかを考えると思います。しかし、「修正」し「確定」するためのメンバーはあくまでも史実通りに行動することを求められる。しかし、実はそれも実行側の都合の良いように行われているという裏があって。。。
SFで、ライトノベルでありながらも、日本史に触れ、現代のアメリカの世界の抱える問題に触れ、時間を自由に操るという人間の究極の欲望についてをテーマとしていて非常に内容の濃い作品でした。でも、恩田さんの作品は常野物語のようなファンタジーの方が好きかな。
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