アジアンタムブルー
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アジアンタムブルー
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今日も外出だったのですが、初めて稲荷山公園に行ってきました。次のアポイントまで時間があったので、コンビニでサンドイッチを買って公園で食べたのですが、平日の昼間ということもあって人が少なくて、緑が多くてとても癒されました。今度、休日に行ってキャッチボールとかしたいなあ。
久しぶりに大崎善生さんの作品です。前作である「パイロットフィッシュ」を読んでからあまりにも時間が経ちすぎていたので、主人公がエロ雑誌の編集者であるということしか記憶に残っていませんでした。それでも十分に楽しめたのですが、前作をしっかりと覚えた状態で読んだらもっと良かっただろうなぁと反省です。
今回は、特にキザな文体が印象的でした。常に陰を持たせたような語り掛けるような文章は、一度しんどくなってしまって読む進めるのを諦めそうになったのですが、それを乗り越えると体が慣れたのか最後まですっと読めました。とにかく、タイトルのアジアンタムが頻繁に出てくる。隠喩というレベルではなく、誰にでもわかるぐらいに明確に比喩しています。
大雑把なストーリーとしては恋人(妻)を失った主人公が過去を振り返りながら、立ち直っていくという話なのですが、後半からばっと盛り上がっていく感じです。病気によって恋人を亡くすというストーリーはありきたりなのですが、そこまでマンネリとした印象を僕は受けませんでした。そこを差別化させるために、大崎さんなりに文体や表現を工夫した結果なのかもしれません。
登場する人物全てが本当に優しい。特に、高木さんとユーカに惹かれました。ユーカとのやりとりの
「人に優しくすることって、やっぱり難しいのね」
「特に僕みたいな軟弱な人間にとってはね。とにかく、その場しのぎの優しさというか軟弱さだから」
が、正に自分のことのようで心が痛みました(笑)主人公の煮え切らないところ、無駄に優しいところなどいろいろなところで自分に被る箇所があって、そこにとまどいを感じながらも親近感を抱いてしまいました。特に
僕は本当に軟弱に生きてきた。
方向音痴で軟弱で、行き当たりばったりに生きてきた。
なんてそのまんまや!!って頷いてしまいました。
この本を読んで、家に観葉植物か水槽が欲しいなって思ってしまいました。今は100均で購入したサボテンが元気に育っているだけですが、お金に余裕ができたら、本気で置こうかな。
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