エコノミカル・パレス | Book Review’S ~本は成長の糧~

エコノミカル・パレス

エコノミカル・パレス エコノミカル・パレス
角田 光代

講談社 2002-10
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おすすめ平均

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★★★★☆☆☆☆☆☆


実家での生活を満喫しております♪今日は、1ヵ月半ぶりぐらいに大学に遊びに行ってきました。1ヶ月と少ししか経っていないせいか、キャンパスも後輩も全く変わりがなく存在していました。そのことに少し安心をしたきっちんです。

さて、今日の本の紹介は角田光代さんの作品です。角田さんの作品はまだ2、3作しか読んでいないので、この作品が全体的に見ると良いか悪いかといった判断はできないのですが、この作品だけを読み、評価をするとあまり良くありませんでした。

34歳フリーターの主人公、同じく失業中の年下の同棲相手。昔、二人で海外を旅行していた時に出会った唐松と新しい彼女が転がり込んでくるも、好き勝手に過ごしただけで、いつの間にか立ち去っていく。どんづまり、行き詰まり、日々のお金に悩む毎日を過ごす主人公に「テキ電(適当にかけた電話)」がかかってくる。日々の暮らしが変わることを期待し、若い男を追いかけることに夢中になるが。。。

といった感じのストーリーなのですが、とにかく暗い、苛々させる、後向き、といった内容になっています。主人公もどうかと思いますが、個人的には同棲相手の「ヤスオ」が一番許せなかったです。全ての結果の原因が自分にあることを認めず、常に愚痴をこぼし、仕事もまともに続かない。挙句の果てに、途上国の支援やボランティアなんて言い出して、「夢」や「理想」を口先だけで語り出す。行動に移しもしないくせに。

能力もないくせにプライドだけある人間に対し、文句を言っていますが、当の本人がまさに典型的なそんな人物。実際に現地でNGO活動をしている日本人の方にお世話になったこともありますが、本当に過酷な毎日を過ごされていて、将来の道でボランティアをすることも安易に考えていましたが、日本で頑張ることを決めました。

現実を見つめることができなくて、逃げ込む先に「夢」を持ち出さないでほしい。料理人という夢に向かい、着実に歩んでいっている立花光輝は思わず応援したくなる。そんな彼に対しても、主人公は自分本位な行動を取ってしまうわけですが。。。そういえば、この光輝という名前も皮肉を込めてつけたのだろうか??

まず、若いから、年を取っているからどうこうではなくて、人生に対する自分自身の姿勢がどうなのか?から問いかける必要があるように思う。この本を読んで、イラッとしてしまった人は少なくとも今の人生を前向きに生きているのではないでしょうか?なんてことを思いました(苦笑)

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