80対20の法則を覆す ロングテールの法則 | Book Review’S ~本は成長の糧~

80対20の法則を覆す ロングテールの法則

80対20の法則を覆す ロングテールの法則 80対20の法則を覆す ロングテールの法則
菅谷 義博

東洋経済新報社 2006-02-24
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★★★★★★★★☆☆


ウェブ進化論」で「ロングテール」という単語を初めて知り、またその内容に衝撃を受けていたので、ロングテールについてより詳しく知りたいと思いました。そんな中、最近売れている本ということで知ったのが本書です。

作者がプロローグで

「勘」と「センス」が支配してきた従来のマーケティングに対し、あくまで論理的で再現可能なマーケティング戦略を創り、売上をコントロール可能なものとすることが、この本の真の狙いである。

と書いている通りに、本書はロングテールの法則についてより深く書かれている本とは少し違ったものとなっています。ロングテールという新しい価値観、法則を認識した上で、どのようなマーケティング手法をこれから採り入れていけばよいのかを、実践的なレベルで実行できるように説明することに重点がおかれています。

そのため、僕自身がこの本を手に取った当初の目的とは少し違っていましたが、結果として多くのことを学べる良い機会となりました。

ロングテールについては有名なのと、「ウェブ進化論」の感想を書く際に説明しようとして失敗した経緯がありますので、省略させてもらいます(苦笑)

まず、個人的な意見としては、「ロングテールの法則」が流行ってきたからといって、今までのいわゆる「80対20」の「パレートの法則」が必要とされなくなる、機能しなくなる、ということはないのではないか、ということです。そのため、たしかにロングテールの考え方は大切ですし、トレンドですが、そこに夢中になり過ぎず冷静に見極め、自分達にとって利用価値があるかどうかを判断する必要があるのでは?と思います。

現在は、ネット上でロングテールが広がっていますし、実際にこれからもネット上以外でロングテールを活用させていくことはなかなか難しいように思っているのですが、本書で勉強になったことは、ネット上で展開されるとしても、重要なのはマーケティングの「ネット化」ではなく、「自動化」にあるという意見です。この視点を持つことがネット上以外で活かしていくための突破口となりそうです。

もうひとつ面白かったのが、

商品は店員や営業マンが売るのではない。「売れる仕組み」が売る

という認識です。詳しい説明を読んでいくうちに「本当にその通りだ」と納得できました。詳細は本書を読んでもらえれば、と思いますが、社員の中でできる社員、できない社員を生み出すことが会社の目的ではなく高い利益を生み出すことであれば、どの営業マンも売れるようになるための仕組みを作り出す必要があるわけです。その仕組みを作り出すのが、マーケティングであると作者は述べています。

変化し続ける市場が生み出した「ロングテール」という概念。グーグルやアマゾンなどの成功事例。絞るマーケティングだけでなく、絞らないマーケティングという新手法の提案など、まだまだ学ぶ余地はたくさんありそうです。大切なのはやはり、答えがない問いかけに対して自分なりに考え答えを出していくチャレンジをしていくことですね。とか偉そうなこと言ってみましたが、ビジネスのビの字もまだまだわかっていない、新卒社会人のひよっこです(笑)

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ロングテールの法則 by 菅谷義博

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