団塊・シニアビジネス「7つの発想転換」
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団塊・シニアビジネス「7つの発想転換」
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昨日の書評で、高齢化社会に関心があると言っていましたが、冗談抜きで関心あります。なぜ、自分がそこまで関心を持っているのか明確に示すことができないのですが、やっぱりこれから増えていく高齢者の人たちが活き活きと生活できる社会にすることが、日本全体を元気にするひとつの方法だと思うから、というのが大きいです。
さて、今日読んだ本はそんな高齢化社会にぴったりのテーマの本です。作者はこの本の前にシニアビジネス―「多様性市場」で成功する10の鉄則 という本も出されています。前作も一年前に読み終えているのですが、感想を書かずじまいです。今作は前作を読んでから読む方が理解が深まる一冊になっていると思います。
多くの企業では、団塊の世代や高齢化社会に対して新しいビジネスに取り組んでいます。しかし、その多くは失敗していると言われています。その原因は何か?という問いに対して、7つの壁を取り上げて解説してくれています。
その中でも一番大きなことは、団塊の世代が均一の消費者(傾向)ではないということではないでしょうか。しかも、そのことはシニアにだけ限ったことではありません。顧客は「個」客であるという認識が生まれ、かなりビジネスでも浸透してきています。つまり、この本は決してシニアビジネスに関心があり、取り組んでいこうとしている人や企業が読むための本ではなく、広い範囲の読者にウケる本であると思います。
7つの壁とは、
1.市場調査の壁
2.顧客開拓の壁
3.商品営業の壁
4.商品開発の壁
5.顧客維持の壁
6.収益向上の壁
7.新規事業の壁
となっています。本の中ではひとつひとつシニアに絡めて解説されていますが、この項目だけを見ると全てのビジネス・事業に当てはまると思わないでしょうか。市場調査の信頼性の問題、営業ツールの選択の問題、開発アイデアの悩み、リピーター客の確保などなど、ビジネスに疎い新社会人の僕が言うのもなんですが、関係性が非常に高いと思います。
特に面白かったのが、あるサービスとあるサービスが結びついて新しい事業を生み出す「コンバージェンス型」と、それに対しひとつのサービスがより細かく、より質の高いものとなる「ダイバージェンス型」という方法論でした。
コンバージェンスもダイバージェンスも聞きなれない言葉ですが、コンバージェンスに関しては、アイデアの生み出し方としてある「既存のモノ同士を組み合わせ、掛け合わせる」という考え方です。ダイバージェンスはまさに個客という変化と、消費者の質の向上が導き出した結果ではないかと思います。
前作を読んでからの方が理解が深まると言ったことと矛盾するようですが、今作は前作ほどの斬新さはありません。しかし、それぞれが感じている市場の変化のもやもやとした箇所を明確な文章で示してくれる良書であると思います。
まだまだシニアビジネスに関してインプットをしている段階ですが、社会人として早く一人前となり、ひとつでも多くアイデアを出していって、その中から事業として確立できるものを生み出していきたいと思います。
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