チームバチスタの栄光
|
チーム・バチスタの栄光
海堂 尊 宝島社 2006-01 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
昨日は感想を書く本のストックが減ってきたと書きましたが、まだまだ感想を書いていない本がたくさんあることに気付きました。悩みどころは本の数ではなく、読み終わってから時間の経った本の感想を上手く書けるかどうか、ということになりそうです(汗)そんな弱気な発言をしつつ、今日も二週間ほど前に読み終わった本の紹介です。
第4回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作にふさわしいすばらしい作品です。過去の大賞受賞作にもはずれはなかったんですが、これはそれをはるかに上回る面白さとなっています。読書家として、少しはランクアップした僕も(自分で言うな)、この本はとても満足でした。
大学病院が誇る「チームバチスタ」が連続で術中死を起こす。一部の人間が事件の可能性を疑い調査をすすめる。調査を依頼された不定愁訴外来の名物医師であり主人公でもある「田グチ先生」、チームバチスタの伝説請負人のカリスマ医師、そしてチームバチスタの精鋭スタッフ、ひとくせもふたくせもある高階院長、その高階院長を困らせる厚生労働省から来た名探偵であり、人から歓迎されることのない性格の持ち主の白鳥。どのキャラクターも素晴らしく個性的でそれぞれが作品の中で活き活きと動き回っています。
医学については全く知識がありませんが、大学病院の内部事情や手術や医療の知識、ひとつひとつが詳細に書かれています。そのくせ、娯楽性も非常に高く読み物としては最高の出来です。
前半は少し退屈になってしまう箇所もあるかもしれませんが、「名探偵」白鳥圭輔が登場してからは強すぎるスパイスを料理に振りかけてしまったかのように刺激的な読み物へと変貌していきます。この本を読んだ方の大半は白鳥圭輔を主人公にした作品をぜひ出して欲しいと思われるのではないでしょうか。
ミステリとしても非常によく出来た作品だと思います。僕は最後まで気付けなかったのですが、伏線も見事に張ってあり、犯人の動機も個人的には強引なところは感じませんでした。
この作品は「このミステリーがすごい!」を受賞していますが、まだまだ知名度は低い方だと思います。こういった隠れた名作を本屋でドンドン紹介してもらって、多くの方に読んでもらえるようになればいいな、と強く願います。
←面白い書評ブログがたくさんあります◆トラックバックさせていただいたブログ◆
読み&書き日記。:「チームバチスタの栄光」(海堂尊)
リボゾーム: チームバチスタの栄光
exotica:チームバチスタの栄光
チームバチスタの栄光 もりもりブログ
日々是もりちえ:「チームバチスタの栄光」海堂尊
鑑賞日記:チームバチスタの栄光
Tsugumi's Diary
おちゃっぱ:チームバチスタの栄光
日々読書2006 チームバチスタの栄光
小春日和:チームバチスタの栄光
プチ情報blog☆ | 伊良部もいいけど「チームバチスタの栄光」もいいかも
