ろじっくぱらだいす | Book Review’S ~本は成長の糧~

ろじっくぱらだいす

4821108895 ろじっくぱらだいす
ワタナベ

ぶんか社 2005-03-14
売り上げランキング : 3,614
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
★★★★★★★★★☆

今まで紹介してきた本とは少し種類が違いますね(笑)僕は、大学に入ってからすぐにこのろじっくぱらだいす の存在を知り、それ以来病み付きです。この本は購入する予定はなかったのですが、僕と同じくろじぱらファンの友達のプレゼントにしようと購入してみることにしました。

◆人気サイトになるためのエッセンスが詰まっている◆

お約束としてまずは、作者でありサイト管理人のワタナベ氏のスクール水着グラビアに触れておきます。僕が購入したのは古本だったので、すでにグラビアのページはきれいに開けられていました。その点は少し残念だったのですが・・・(^^;思っていたよりも普通でしたが、やはり普通の人ができることではないですね。

本の内容は、サイトの過去ログから

恥(○| ̄|_)


をテーマにして抜粋しています。個人的には、恥だけをテーマに抜き出しているのは残念でした。戯言には真面目で考えさせられる長文がいくつもあるからです。ただ、この本を購入する方の大半はサイト自体をすでに知っていると思われるので、本でわざわざ抜粋する必要はなかったのかもしれません。

1999年から抜粋された内容をざーっと読んでいくと、ろじっくぱらだいすの成長(壊れていく過程?)の様子がよくわかります。スクール水着の着用から、おしりえっちのアンケートといったエッチな話題から人気が急激に上がっていったそうですが、僕はそれ以外の要素も含めて人気サイトになりえたと思います。

テキストサイトは日々更新していくものですが、読者を飽きさせない特徴のある、それでいて一貫した書き方が惹きつけます。常に、つかみからオチまで意識していて、読者を楽しませようとする姿勢とともに、それを実現させる文才が備わっています。

テンポや展開、自分自身をネタにした話題づくりなどなど勉強させられる点は多々あります。

巻末に掲載されている、この本のために募集したえっちとーくはこの部分だけ読むとアダルト扱いされても仕方ないような内容となっています(苦笑)これも、読者と一体となって作り上げていく作者の姿勢が現れていると考えるとすごいことだと思います。

◆余談◆

SNSのひとつである、mixiでワタナベ氏を発見しました。リンクはお会いした人じゃないとできないそうなので、残念ながらリンクすることはできませんでしたが、本人と思われる写真がありました。予想していたよりも、かっこいい方でした。mixiをやっている人は一度見てみてくださいヾ(〃^∇^)ノ

最近、ブログやHPといったネット発の書籍がたくさん発行されています。時代の流れを感じてしまいます。2004年に日本でもブログが爆発的に普及しましたが、2005年もまだまだブログの普及とともに書籍化も続々とされていくはずなので、楽しみです。

[本・読書ランキング] ←よろしければクリックお願いします♪