プロフェッショナリズムの覚醒 | Book Review’S ~本は成長の糧~

プロフェッショナリズムの覚醒



著者: 倉重 英樹
タイトル: プロフェッショナリズムの覚醒―トランスフォーメーション・リーダーシップ
★★★★★★★★★☆



この本はIBCS(IBM ビジネスコンサルティング サービス)の説明会で紹介されていた本です。かなり興味があったので説明会後すぐに購入しようとしたのですが、本屋では手に入らずアマゾンでも1ヶ月以上かかると言われ、最後にマーケットプレイスに出品しているのを発見して無事GETした本です。だからどうした?って感じですね(^-^;

友達が先に入手していて、面白いと言っていたのでワクワクしながら読み始めました。

◆内容◆

IBMビジネスコンサルティングサービス(以下IBCS)は2002年10月にIBMプライスウォーターハウスクーパースコンサルティング(長っ!以下PWC)が統合されてできた会社です。舞台は統合前のPWCです。

約10年前のPWCはIBMと統合するなんてことを考える(話が来る)どころか、会社が明日存続しているかどうかを心配しないといけないような赤字会社だったそうです。

問題尽くしの会社を作者である倉重氏が会長に就任し見事に回復させていきます。回復どころか年々成長を続け、大手優良企業の仲間入りを果たします。まさにタイトル通り、PWCの社員がプロフェッショナルへ目覚めていきます。本書は倉重氏がどのような考えでどのような手法でPWCを再建させたのかが書かれています。

チーム制導入による個人と組織両方の成長。それを支えるしっかりとした評価制度。徹底したデジタル化を推進し、モバイルオフィス・ペーパーレスな会社に。知識の共有(「文殊の知恵」システム)やコーチの配置による学習する組織の実現。などあらゆるビジネス書で書かれている内容を凝縮したような経営を実践されています。

経営者とはどうあるべきか。という答えがこの本に詰まっていました。なんて言いながら経営どころか仕事もしていない一学生が言ってても仕方ないですね(笑)

◆引用(心に残しておきたい言葉たち)◆

プロフェッショナルを目指せ」つまり、「自分のポジションを会社の中に探すのではなく、社会に探す」
プロフェッショナルを志向するとは、自分を商品化する試みであり、自分の商品価値を高めるために学習することにほかならない。


就職活動をしていく中で、僕が考えていた理想の社会人像と同じだったのでめっちゃ嬉しかったです。僕は「どんな社会人になりたいか?」と質問されると「会社のネームバリューに依存せず、個人として市場価値の高い人材」と答えていました。正直、この回答も突っ込みどころ満載な気がしますが、僕はこの考えを基本に、常に自らを高みへと持っていく努力をしたいと考えています。

変革のためにはビジョンを明らかにすることが重要になる。社員全員がそれを実現すべき目標として共有すれば、変革はスムーズに進む。

変革」や「イノベーション」といった言葉が大好きなのですが、その明確な理由は自分でもわかっていません(^-^;あまのじゃくな性格(ひねくれ者とも言う)が関係しているのか、サークルでも新しい刺激や活動を取り入れていく傾向がありました。それで失敗した経験があるのですが、その時は目指すべきゴールをみんなに示せていなかったのが原因だったと反省しています。この考えはとても大切ですね。

ITでネットワーキングされたとしても、組織が人で成り立っている以上、フェース・トゥ・フェースのコミュニケーションの大切さは変わらない

これは僕も経験上理解できます。当たり前な考えと思いますが、僕はこの本を読んで作者がこの考えをしっかりと持っていたことが企業改革の成功に大きな役割を果たしたと考えます。そうでなければ、デジタルオフィス化を進めていく中で問題が起きるはず、と思いました。便利な世の中になっても直接顔を合わすことは絶対に必要ですね。

"Enjoy Business As a Game" いい言葉ですね。


ビジネス書を一気に読みすぎたようです。少し時間を取って頭の中を整理しないと油断していたらパァーッと頭から飛んでいっちゃいそうです(笑)ということで、明日は糸井重里さんの昔の本を読んで頭を休めようと思います。

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