戦略プロフェッショナル

著者: 三枝 匡
タイトル: 戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ
★★★★★★★★★★
最近、就職活動をしていることも関係してビジネス関連の書籍をよく読んでいます。その中でも一番面白かった本がこの「戦略プロフェッショナル-シェア逆転の企業変革ドラマ」です。
作者は日本BCGの初期メンバーで、スタンフォード大学でMBAを取得し、その後多くの赤字企業の経営回復に携わっています。その作者の実体験をモデルとして書かれたのが本書です。もともとは、経営者向けの戦略トレーニング・セミナーのテキストとして作成されたそうです。そのため、小説のように展開していくストーリー部分と、[戦略ノート]という形で章の終わりに解説が書かれていて、とても読みやすい作品です。
◆あらすじ◆
主人公・広川洋一は大手の鉄鋼会社に勤める36歳。MBAを取得しており、今の仕事に物足りなさを感じている。そんな時、鉄鋼会社の多角化経営に向けた動きの中で、ある医療機器販売会社と関係ができる。実力を買われた主人公は、常務取締役として出向することになる。そこで彼は、売れるはずなのに売れていない商品「ジュピター」の拡販に向けて、部下と二人三脚で取り組んでいく。そして最後は、大幅にシェアを拡大させて成功させる。一つのサクセスストーリ。
少し大雑把過ぎたかもしれませんが、このようなストーリー展開です。その中で様々な経営手法、戦略スキルがちりばめられています。
◆感想◆
MBAの取得、コンサルタント・経営者に憧れる一冊
読んだ全ての人が、同じように憧れるかはわかりませんが、経営の大変さと共に面白さを伝えてくれるこの本は、興味を持つ人が多いと思います。コンサルタントを何となく志望していたせいもあり、コンサルタントとして働いてみたいという思いが強くなりました。
広川洋一のモデルは作者です。20、30代ととても中身の濃い人生を歩まれています。この本を読んで「俺もやってやる!」とやる気が出てくる方は少なくないと思います。少なくとも僕がそうでした(笑)
戦略系のテキストで?だった人にはオススメ
戦略について書かれた本は数多く書店に並んでいます。僕も数冊読みましたが、理解力が乏しいのか中々頭に入ってきません。同じケースで困っている人も多いと思います(多分)この本では、実際に戦略・手法を実践で活用するにはどうすればいいのか見せてくれています。理論と実践、インプットとアウトプット、どちらも同じぐらい大切です。実践のためのヒントとなってくれるはずです。社会に出ていない僕が言うのもおかしいのですが・・・。
本書は1991年に単行本として出版されたものが、2002年に加筆・修正されて文庫化しました。すでに単行本で売れていたにも関わらず文庫本は10刷以上されている「超」人気作品です。680円とお手頃価格で3000円以上もするような分厚い本を購入するよりも、大分ためになると思います。
初のビジネス本解説でしたが、読み終えて少し時間が経ってしまったこともありうまく解説できたか疑問です(^-^;ですが、こういう経験を繰り返していけば、少しはマシな解説が書けるようになるはずなので頑張ります。