ジーンズ越し・・そもそも初めから互いに、薄々気付いてはいたはず・・・


行きつけのランジェリーショップで、ばったり顔を合わせ、ふたりのpantyラインを確信した時でさえ、私は、至極ありきたりなトロピカル・フルーツの話などを、恥ずかしげもなく口にしていた


とびきり細い布きれを手に取り、所在なげに弄ぶ貴女の、指先ばかりを見つめ続けながら、それでも尚、布きれについては一切触れもせず、貴女も充分ご存じのはずだとは思うが、などと前置きさえして・・


ふたりのpantyの幕が切って落とされた、あの日・・・昼間であるにも関わらず私が口にし、貴女が初めて声を上げた、あの日・・どんな話をしていたのか・・

昼間から口にするには、およそそぐわない程の、内容だったであろうか?


それまで繰り返されてきた当たり障りのない話が、貴女の中で申し分ない程に熟れ、もはや滴らんばかりになっている事を充分に窺わせた・・あの声・・

ありふれた、よくある2人の話ではあっても・・・

でも何だか・・・とっても溢れていた