二連続になってしまったけど、伊坂幸太郎です。


そして、非常に似通った作品ですw

仙台が舞台でさまざまな人間が同じ舞台上ですれ違っていく作品。


終末のフールと違うところは短編調ではなく、登場人物視点の話がかわりばんこに出てくるイメージ。



やっぱりとにかく軽い。

読みやすい。



んで、今回はちょっとお話が濃く、若干ぐろい。


死体が結構でてきたり、ばらばらにしてみたり。


シリアスで、途中、あっ、ってどんでん返しがあったりと、なかなか楽しめる内容だった。



本の表紙がエッシャーで、物語の中でも数回出てくる。


だまし絵がどうだって話もちょこっとでてくるけど、結局私はこのだまし絵(くるくる回る兵士のやつね)

の中でどこに位置するんだろうって登場人物が悩んだり、読者視点では登場人物が回廊を回る(もしくはそれを傍観する)、それぞれが接触することが比喩的に表現されてるんかなって思った。


無関係だった人々がここでつながるのかっ、って期待をはずすのが上手だなって。

まぁ後半はさすがに伊坂さんのやり方がわかってきたので先が読めてしまったのが少し残念だけど。


電車の中でぼーっと、あるいはちょっとした暇つぶしに読むのに最適な軽さでした。


「地球に8年後小惑星が衝突し、滅亡します」

政府がそう発表して、一通り日本に混乱がおきたその五年後のお話。

舞台は仙台に建つあるマンション。
登場人物はほぼそこの住人であとはそれにまつわる人々。


短編の集まりのような感じでそれぞれの住人のエピソードから構成されてます。


終末のフール:あたまのいいお姉ちゃんと出来が悪く自殺してしまった弟をもつ香取夫妻

太陽のシール:優柔不断なだんなさんと快活なおくさん、桜庭夫妻

篭城のビール:マスコミの犠牲になった兄弟と杉田アナウンサー

冬眠のガール:父の膨大な蔵書を読みきり次なる目標を立てる田口美智(五教科472点)

鋼鉄のウール:キックボクサーの苗場さんと少年

天体のヨール:天体マニアの二ノ宮君と友人矢部君

演劇のオール:母、孫、姉、彼女の役を「演じる」倫理子さん

深海のポール:マンションの屋上に櫓を組む父を持つレンタルビデオ屋さんの渡部さん

それぞれがそれぞれに、少しずつ関係があったりして。
桜庭さんと渡部さんがサッカーしたり。

この本読んで伊坂さんは登場人物がかっこいいなって思う。

かっこいいって色々あるけど、予想を裏切るパターンのかっこよさ。
意表をつくかっこよさ。
はっとするセリフや行動がそれぞれのエピソードにちりばめられてて。
しつこくなくすんなりかっこいいなぁって思う。


よかったのは結末がなかったことと、みながみなとりあえずハッピーですって話じゃなかったこと。
結局惑星ぶつかったんかわからんかったし、まぁとりあえず今日を生きればいいのさって話でもなかった。

楽観的だったり、悲観的だったり。
幸せそうだったり、やるせなかったり。

仙台のマンションに人を住ませてそれぞれが起こした行動を客観的に文章に起こしたイメージ。
もしあなたならこの事態を受けてどうしますか、とかそんなんどうでもいいけど、
とりあえず観察してエピソードにしてみましたって伝わった。

文章が軽くて小気味のいいテンポで。


オセロのところが一番ぐっときた。
桜庭さんの嫁さんが一番好きかな。

終末のフール (集英社文庫)/伊坂 幸太郎
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はじめまして。


読書のブログを始めました。


備忘録として、またまとめてアウトプットするため、つらつらと
やろうと思います。


よろしゅうに。