当たり前のことを当たり前にできる人は、
ビジネスの場でも優秀です。

例えば、新卒研修で教わることも多いホウレンソウ。

仕事に慣れてくると、内容が雑になったり、後でいいやとないがしろにしてしまったりして、
そういう慣れてきたときに事故はおきるものです。

社長という役割になると、ホウレンソウすることはほとんどなさそうと思うかもしれませんが、
社員や取締役や株主やステークホルダーがどんどん増えていくので、
実はホウレンソウの必要量は格段に増えます。

そしてホウレンソウのワンミスが、会社の大きな致命傷となるリスクもあるので、
常に集中し緊張感を保ちながら、ホウレンソウし続ける必要性がある役割です。


また相手のことを考えて、
ホウレンソウを工夫できるビジネス人材は強い。

忙しい人に急ぎの確認なので結論だけシンプルに書こう、
ここは時間がかかっても資料化してチームメンバー全員にしっかり時間をとって説明しよう、
この内容ならSlackで一言だけでもスピード優先でまず伝えておこう、
などなど、相手のことを考えられるとホウレンソウの仕方も変わってきます。

ホウレンソウのうまいビジネスパーソンは、
プライベートだとプレゼントがうまいことが多いです。
共通点は、相手のことを想像して工夫できるかどうか。
気がきくか気がきかないか、ということでもありますが、
相手が欲してないタイミングで、相手が好きでもないプレゼントを自分が好きだからと押しつける人は、自己中心的であり想像力が足りません。


当社では、こういう当たり前を当たり前にやる考え方を、
凡事徹底という言葉でミッションステートメントにしてみんなで大切にしています。

凡事徹底ができる人には、大きい仕事を任せたい、抜擢したいと思うものです。
反面、小さい仕事でも凡事徹底できない人には、大きい仕事なんて任せられません。


凡事徹底をしているだけだと不安になり、
そして功をいそぐあまりに、
突拍子もない目立つプレーをしなければと思うこともあるかもしれませんが、
実は凡事徹底こそが個人のキャリアでも大きな競走優位性になります。


凡事徹底の積み重ねこそが、
自分を遥か高みに連れていってくれる方法です。

誰にでもできることを、
誰もできないレベルで継続するということ。
それがプロの凡事徹底だと思います。





今週のインプット。
読むたび新しい発見がある本です。