そもそもなぜ、クォリティを追求するのでしょうか。
(私もクォリティに厳しい、と言われることがよくあります)
事業・サービスに限った話でいうと、
それは、社会に価値を提供しその対価を得る、という責任ある行為だからです。
価値を信頼してサービスを受けてくれる、価値を信頼して商品を買ってくれる、
そういうお客さま(=社会)の信頼に答えなければなりません。
では、クォリティをあげるにはどうすればいいのか。
それは当然のようではありますが、提供する「もの」を全力で磨き上げることです。
大事なのは、
「上司に言われたから、言われたとおりに磨く」
「磨くためにアイディアでたけど、今方向性を変えるとプロジェクトメンバーに迷惑かけてしまう」
という「ひと」に向き合うことではありません。
もちろんメンバーと円滑に仕事ができるように自分の能力をあげたり、日々創意工夫をするべきです。
でも、なにより大事なのは、それをちゃんと棚上げして、
信頼してくれたお客さまに提供する「もの」を磨くことに集中することです。
「ひと(=上司やプロジェクトメンバー)」に向き合ってしまっていないか。
「もの(=サービスや商品)」にちゃんと向き合えているか。
※「ひと(=自分)」に向き合ってしまっているようでは、お話になりません
そして、チームの幹部・マネージャーは、
「もの」に向き合って頑張っているメンバーが、
能力成長できるように、円滑に仕事ができるように、安心して楽しく働けるように、
その仕組みを必死になって考えて、構築成功することが仕事となります。
ということで、長くなりましたが、
クォリティをあげる方法は、「ひと」ではなく「もの」に向き合うことです。
全力で磨き上げたあとに、匍匐前進でさらに磨き上げることを忘れないように。
細部に神は宿るのです。