体が重く、ダルくなり、悲観的になり焦燥感でいっぱいの日は、思春期とともに訪れた。

よく受験、就職できたもんだ。

常に不機嫌そうであったから、先輩、お客様には嫌われていた。

これは著しく自己肯定感を低下させ、自分を大事に生きて来れなかった。でもそれが日常だったから「異常」で「病気」とは気づかなかったよ。


中年になり、精神科にかかって、抗うつ薬を飲み、入退院を経てやっと「普通」に気がついた。


こんなに体は軽いんだ!

こんなに仕事がはかどるんだ!

こんなに集中できるんだ!


ありがとう。抗うつ薬


人生半ばだけど、楽になりました。


取り戻したい。


ショーウィンドウには、シミ・しわだらけの中年女。


でも、今日は鏡を覗き込んで、アイラインをひいてみた。

明日は、口紅買いにいこうかな。

ドラッグストアだけどね。