雨の日は、家にこもってのんびりと読書三昧。
おやつは大福
三木笙子の「世界記憶コンクール」を読み終わる。
デビュー作の「人魚は空に還る」のシリーズの続編。
時代は明治、主人公は雑誌記者と美形の挿絵師で
ホームズよりも偉そうなワトソンって役回りが上手い。
日本が明治維新からどんどん変わってきていて、自由を求めていて
コレからどんどん良くなっていくって社会に活気が溢れている時代。
少し昔だけど、時代小説ほど昔じゃなくて
文体と時代設定が合ってて読み心地がいい。
派手な事件はないけど、
情緒のある古きよき時代のミステリーって赴きもいい。
シリーズ2作目は、視点が変わってるところもあって、
主人公の2人の活躍が減って残念な部分もあるけど、
より周辺を固めて、人物像に深みが出てきた感じで、
また続編が待ちどうしい。
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