アン・ゴロン No.6◇アンジェリクⅥ ベルサイユへの道◇ | 星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

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9年間の海外古典ミステリ読破に終止符を打ちました。

これからは国内外の多々ジャンルに飛び込みます。




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やっと得られた平穏は奪われた。でももうやられっぱなしではいられない! 財を成せ! 家名を取り戻せ!






◇アンジェリクⅥ ベルサイユへの道◇ -Angelique; Le Chemin de Versailles-
アン・ゴロン 小池三子男 訳


ショコラの製造販売を手がける美貌の女実業家であり、天井知らずの資産を貯えつつある、このモラン夫人という女性の正体は? 世界的ベストセラー、フランス発の歴史大河ロマン。


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雪組公演

昭和55年(1980年)10月3日〜11月11日

ミュージカル・ロマン

『青き薔薇の軍神』20場

ーーアンジェリクⅡーー

A&S・ゴロン 原作

木原敏江 漫画

柴田侑宏 演出

*併演公演は『花の舞拍子』



同年1月に月組で上演し、好評を得た『アンジェリク』の続編で、フィリップとアンジェリクの屈折した愛を感動的に描いた"フィリップ編"。最初の夫ジョフレとの別れの後、一人残されたアンジェリク(遥くらら)は、少女時代から憧れていたいとこの美青年(麻実れい)と再会、屈折した二人の結婚生活を経て、フィリップの突然な戦死までが描かれた。麻実れいのトップお披露目公演であり、テレビ出演していた遥くららが星組から移籍、初コンビを組んだ作品。



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「アンジェリクⅥ ベルサイユへの道」です(・∀・)




平穏と平和がまたしても奪われる第6巻。またも安息の場を失ったアンジェリク。しかしもうやられっぱなしの彼女はもういません。数少ない武器を最大限に利用して強かに生き延びます。…‥そう考えるとリノと親方が1番悲し過ぎる……



さて、今回は副題の通りアンジェリクは"異質な輸入品"ショコラを少しずつ元の出自、すなわち貴族の立ち位置に戻ろうとしています。好むとも好まざるとも……しかしアンジェリクの幸福をぶち壊したのもまた貴族です。それと関わなければならないところは皮肉であり、離れようとしないところは理解するのが苦しい。はっきり言って残虐すぎるし、アンジェリクの言動も嫌悪感が有ります。良くも悪くも切り替えが速すぎる。



今作でやっと問題のフィリップ登場。しかしこれがどうやって感動的な愛へと描けるのか全く分からない。というかそもそもフィリップをそんな形で退場させて良いものか……それにジョフレ、貴方はと本当はどこにいるの? 

宝塚でフランスを舞台にした作品にはあまり外れが無いのですが本作は今、ほとんど耳にしません。それは漫画が古いことと多分……



いや、今語るのはやめましょう。とりあえず7巻だ。……というかこれで本当に話は終わるのか。文庫版だと26巻、あるよな?



考えるのやめよう。とりあえず7巻へ、GO!(*^o^*)