リチャード・マシスン・他◇機械仕掛けの神◇ | 星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

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9年間の海外古典ミステリ読破に終止符を打ちました。

これからは国内外の多々ジャンルに飛び込みます。




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黄金世代のSF小説を読みに行こう!

 

 

 

 

◇機械仕掛けの神◇ -Deus Ex Machina-

リチャード・マシスン・他 仁賀克雄 訳

 

 

「傷口の奥に、糸のように細く赤い被覆のワイヤがあった……」。突然知らされた文明の恐怖を描いたR.マシスンの標題作をはじめ、R.ブロック、P.K.ディック、F.ブラウン、I.アシモフ、R.ブラッドベリ、K.ネヴィル、C.ボーモントなどの傑作短編を集め、「黄金の1950年代」を再現させる、SFアンソロジー。「ウィアード・テールズ」誌をはじめとするあのパルプ・マガジンの熱気が、活字のおもしろさをひたすら追求したペーパー・バックスの気概が、今、よみがえる!

 

 

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1.機械仕掛けの神(リチャード・マシスン)

 (Deus Ex Machina)

    ……ロバート・カーターは髭を剃ろうとした剃刀で肌を切ってしまった。彼はその傷から血に代わって錆色のオイルが流れているのを見た……

 

 

2.禿頭の蜃気楼(ロバート・ブロック)

 (The Bald-Headed Mirage)

    ……チャックとバーウェルは宇宙開拓者で小惑星を見つけて一攫千金を狙っている。そんなある日人工的に彫られた4つの頭の彫像と、とても大きいエメラルドを目にするが……

 

 

3.星ねずみの冒険(フレドリック・ブラウン)

 (Mickey Rides Again)

    ……月世界旅行の実験動物である鼠のミッキーはオベールブルガー教授によって人間並に賢くなった……が、ある時電気ショックによってそれはパァに。なんとかその記憶を取り戻したミッキーは恋人ミニーも賢くさせようとするが……

 

 

4.赤の女王のレース(アイザック・アシモフ)

 (The Red Queen's Race)

    ……死んだ理学博士エルマー・タイウッドは国や世界を揺るがしかねない秘密を持っていた。その秘密を探るべくわたしは大学の研究室に入り込むが……

 

 

5.漫画の怪物(フレドリック・ブラウン、マック・レナルズ)

 (Garrigan's Bems)

    ……ギャグ漫画作家のビル・ギャリガンはアイデアに煮詰まっていたが、ある手紙から地球外生物を思いついた。それは瞬く間に売れたが、ある時、その地球外生物がやって来た!?

 

 

6.地底からの侵略(フィリップ・K・ディック)

   (A Surface Raid)

    ……ハール・ボイントンは念願叶って父親ゆ仲間たちと地表に出ることになった。目的は地表に住む"まぬけども"を襲撃することだ。その"まぬけども"とは果たしてーーー

 

 

7.美しき幻影(チャールズ・ボーモント)

 (The Beautiful People)

    ……誰もが整形手術をし、当たり前のように美しい人間たちばかりの世界。整形を後悔する父親の影響を受けたメアリは手術などしたく無い、この顔が好きなのだと、全世界から告発されても訴え続けるが……

 

 

8.霧の夜の出来事(クリス・ネヴィル)

 (The Night of the Nickel Beer)

    ……午前零時半。眠れないわたしは外へ出て深夜営業のバーに入る。そこで若者たちに誘われてビールを飲み始めるが、その中の女性に既視感を覚える。それどころか若者全員に対して自分もかつて仲間だったという既視感を覚えた……

 

 

9.海中の監視者(レイ・ブラッドベリ)

   (Undersea Guardians)

    ……アメリカ船〈アトランチック号〉は海の藻屑になったが、乗客1000人のうち、20人が半生半死の状態で蘇った。彼らは今日も家族や恋人を、そして海を渡る同胞たちを守るためにドイツの潜水艦を沈めていく……

 

 

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「機械仕掛けの神」です(・∀・)

別名「黄金の50年代SF小説傑作選」←そのまんま。我らがアシモフ、ブラッドベリ、K.ディック、ブラウンを始めとする50年代にぶいぶい言わせていたSF作家といえば!!!? のメンバーの作品を集めた豪華な作品集です。リチャード・マシスンは最初知らん、と思いましたが「ある日どこかで」の作家でしたね。

 

 

一言でSF!と言っても機械もの、宇宙開拓もの、化学もの、宇宙人もの、ディストピアもの、幻想風味、メルヘンチックまで様々です。1は荒唐無稽ですが、本当にそうなったら恐ろしい……3は著作権に引っかかったり、しなかったんだろうか← 6は思わぬ生き物が主人公です。ハリポタでも出て来たよね。7は没個性万歳。いやいやいや万歳ってなんだよ!! でも本当にそう言う話だったんですよ!! 「一九八四年」を彷彿させる佳作ですが37歳で癌で死んじゃいました。早すぎるよ!! 9はライン川のローレライ←がドイツの潜水艦を沈める話。大戦中に書かれただけあってドイツやっつけよう!感が凄い。

 

 

「機械仕掛けの神」でした(・∀・)/

次はちょいとおひさなノルウェーです (*^o^*)/