エラリーにとって「苦い町」ライツヴィルが帰って来た!
◇戯曲版 災厄の町◇ -Calamity Town-
エラリー・クイーン原作 ジョゼフ・グッドリッチ
越前敏弥 訳
旧家に起こった奇怪な毒殺事件の真相に、名探偵エラリイが見出した苦い結末とは?
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「災厄の町」参照。
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今年最初の「既読作家を掘り起こせ!」作戦もとい計画な復刻イベはエラリー・クイーンの「戯曲版 災厄の町」です(・∀・) 表紙は今年の3月号のミステリマガジンです。単行本になるまでは待ってられませんでした許せ←
エラリー・クイーンにとってライツヴィルは苦くて辛くて挫折させられる試練の土地です。シリーズ全てを読んで「ライツヴィルって街はエラリーが嫌いなのか!?←」と思ったものです。
ライツヴィルシリーズはどれもバッドエンドか良くてメリバですが、出発点で有る「災厄の町」ほど苦い結末も無い。防げたかも知れない、紛れもなく人間のせいで凶行が起こったたいう点で「災厄の町」の苦さは最上級ものです。その苦さが劇だからできる「場面再現」でダイレクトに観客に訴えます。エラリーの感情を追体験出来ます。役者と観客、同じ空気が吸えるのは演劇の醍醐味ですよね。こんなご時世だけど……
「戯曲版 災厄の町」でした(・∀・)/
北欧ミステリと「文豪ストレイドッグス制覇計画」は復刻イベ中も継続しているので次はフィンランド・ミステリです (*^o^*)/