フランシス・ホジスン・バーネット No.1◇秘密の花園◇ | 星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

9年間の海外古典ミステリ読破に終止符を打ちました。

これからは国内外の多々ジャンルに飛び込みます。




TwitterもといX: 「https://twitter.com/KYoCaTHouWoR
エブリスタ: https://estar.jp/users/153193524

封じ込められた花園が気難しい女の子と男の子を変えていくーーー

 
 

 
◇秘密の花園◇ -The Secret Garden-
フランシス・ホジスン・バーネット 畔柳和代 訳
 
 
十歳にして両親を亡くし、親戚に引きとられたメアリ。顔色も悪く愛想のない彼女を唯一楽しませたのは、隠されるように存在する庭園だった。世話役のマーサの弟で、大自然のなかで育ったディコンに導かれ、庭園と同様にその存在が隠されていたいとこのコリンとともに、メアリは庭の手入れを始めるのだが――。三人の子どもに訪れた、美しい奇蹟を描く児童文学の永遠の名作を新訳。
 
 
☆*:.°. .°.:*☆☆*:.°. .°.:*☆☆*:.°. .°.:*☆ 
 
 
インドで家族と共に暮らしていたお嬢様メアリは流行りのコレラで両親を亡くし、英国の親戚クレイヴン氏のミルスウェイト邸に預けられる。我儘で偏屈で愛想が無く、顔色も悪いメアリは最初インドとは違うムーアの、ヨークシャーの風土に戸惑うが、世話役マーサや庭師のベン・ウェザースタッフと話すうちにむくむくと好奇心が沸き起こり、外を歩き回るようになる。すると駒鳥と仲良くなったり、花に興味を持つようになる。自然にお腹が空くようもなり、知らないうちにどんどん健康的になっていった。
 
 
ある日メアリは土の中から鍵を見つける。かなり古い鍵らしい。……まさかこれはクレイヴン氏が妻の死を嘆くあまり封印してしまったという秘密の鍵? メアリは蔓に覆われたそのドアを開ける。メアリはマーサの弟ディコンの協力を得て手入れを始めるが、謎の泣き声が聞こえる……
 
 
☆*:.°. .°.:*☆☆*:.°. .°.:*☆☆*:.°. .°.:*☆ 
 
 
「秘密の花園」です(・∀・)
本で世界一周旅行、英国篇その2です。児童文学の永遠の名作、やっと読む機会を得られました。
 
 
バーネット女史の作品は「小公子」「小公女」と今日でも読まれる代表作がありますが、本作でその名前を永遠のものにしました。児童文学なので主人公メアリを中心に子どもたちの成長が丁寧に描かれています。可愛くない人形みたいなお嬢様メアリと病気だと誤診断されて寝たきりだったコリンの成長は圧巻です。読んでいる私まで「大きく、立派になったね……!」と親戚のおばちゃんみたいに……ディコンは最初から〈魔法〉が使える高潔な人柄ですが、同年代の友達が出来てめちゃくちゃ楽しそうです。
 
 
「秘密の花園」という言葉が良いですよね〜。扉の向こうにある10年間誰も足を踏み入れなかった花園、秘密基地のように冒険心を掻き立てられ、それを自分のテリトリーにしてそれの手入れをするとか何処の良い子だよ……! 自分だけの庭なんて良いなぁ〜。自分は園芸はしませんが花には多大な興味があるのでそこで1日本を読めたら最高ですね〜。……コロナが収束したら庭園に行きまくるんだ!!
 
 
「秘密の花園」でした(・∀・)/
次は〜……偶にはがっつり推理小説を読むとしますか!(*^o^*)/