エドワード・D・ホック No.44◇空飛ぶ悪鬼◇ | 星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

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9年間の海外古典ミステリ読破に終止符を打ちました。

これからは国内外の多々ジャンルに飛び込みます。




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足跡なく顔と喉を切り裂く悪鬼の正体は何者か?

 
 
 
 
◇空飛ぶ悪鬼◇ -The Flying Fiend-
エドワード・D・ホック 山田順子 訳
 
 
夕闇迫るリゾート地の海辺ーー被害者はいずれも鋭い刃物で顔と喉を切り裂かれて、という連続殺人ーー目撃者はおろか、犯人の足跡もなし。パロ卿の推理やいかに?
 
 
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休暇を取ることにしたわたしは友人のギデオン・パロ卿とアメリカ=カナダ国境近くのクラッカー島へ赴くことになった。その島は本当に美しいのでさぞいい休暇になると期待したが、なんと最近不可解な殺人事件が続いているという。
 
 
被害者はいずれも顔と喉を切り裂かれて殺されたのだが、不可解なのはその周囲に全く足跡がないこと。巨大な鳥の犯行ではないかと当局は見ているが、パロ卿らの滞在中にも同じ殺人が! しかも今までにはなかった「空飛ぶ友人(フライイング・フレンド)」が文字を消され「空飛ぶ悪鬼(フライイング・フィーンド)」に変わったカードが残されており……そして次の晩もカードこそ側に無けれどまた殺人が……
 
 
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「空飛ぶ悪鬼」です(・∀・)
 
 
事件の話を聞くとオカルト探偵サイモン・アークものに見えますが、まさかの全然違う人が探偵です。なぜにサイモンにしなかったのか……解せぬ←
 
 
足音を残さない、謎のカードを残す犯人。カードを残す時点でもはや悪鬼の仕業ではないのは明白です← なかなか斬新なもので殺しにかかりました。今でもできますよね。空飛ぶあいつで。空飛ぶ悪鬼の正体が明かされると同時にもう1つの全く別の真実も明かされます。こういうパターンって結構好きなんですよね。
 
 
「空飛ぶ悪鬼」でした(・∀・)/
次はヴェルヌ、「巌窟王」を超える復讐劇!?(*^o^*)/