「風味豊かな犯罪」、ご賞味あれ！
◇風味豊かな犯罪◇ -Best Detective Stories of the Year 1976-
エドワード・D・ホック編 菊池光 訳
1946年から毎年、前年度に発表された秀作短編を集大成して刊行される〈年刊ミステリ傑作選〉は、今やアメリカでもっとも権威ある年刊アンソロジーとして定評を得ている。戦後の推理短編史を跡付ける上で欠かすことのできない存在である。本格短編からハードボイルド、警察小説、スリラー・サスペンス、スパイ、そして新趣向の作品と、幅広い作風から厳選された名品に加え、アメリカ推理作家協会の最優秀短編賞の受賞作を収めた、全ミステリ・ファン待望の新シリーズ！
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1.風味豊かな犯罪（ジャック・リッチイ）
(The Many-Flavored Crime)
2.留置場（ジェシ・ヒル・フォード）
(The Jail)
3.ラッフルズと嘆きの橋 （バリイ・ペロウン）
(Raffles and the Bridge of Sighs)
(The Reindeer Clue)
5.ミスター・バンジョー（チャールズ・ボークマン）
(Mr. Banjo)
6.ストラング氏証拠のかけらを拾う（ウィリアム・ブリテン）
(Mr. Strang Picks Up the Pieces)
7.垣間見た死体（ポーリーン・Ｃ・スミス）
(Death across the Street)
8.ろうそくの炎（ローレンス・トリート）
(The Candle Flame)
9.蠅叩き（フランク・シスク）
(The Fly Swatter)
10.ファーガスン嬢対ＪＭ（ジェラルド・トムリンスン）
(Miss Ferguson Versus JM )
11.陥穽（ジェイムズ・ホウルディング）
(The Fund-Raisers)
12.ラヴ・ストーリー（ヘンリー・Ｔ・パリィ）
(Love Story)
13.私立探偵ブルース（ビル・プロンジェ）
(Private Eye Blues)
14.些細な事柄（アイザック・アシモフ）
(The Little Thing)
15.ベッドラムの奇計（リリアン・デ・ラ・トーレ）
(The Bedlam Bam)
16.メール・オーダー（ジョン・ラッツ）
(Mail Order)
17.レオポルド警部故郷に帰る（E・D・ホック）
(Captain Leopold Goes Home)
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「風味豊かな犯罪」です(・∀・)
前回はアメリカ作家協会(MWA)編集でしたが、今回は「年刊ミステリ傑作選」と題して毎年雑誌等に発表される夥しい数の推理短編から傑作のものを集めて年々の傑作選を刊行したものですこちらの方が広義的とも言えます。
76年からホックが編集を担当し、ホックの作品も収録されています。17ですね。自分を育ててくれた伯父の事故死を聞き、やるせない、薄ら寒い真相に直面してしまう話です。
17目当てで読んだ傑作選でしたが、他も楽しく読ませて頂きました。エラリー、お久しぶり(笑)
浴槽いっぱいのゼリーの訳は！？ 泥棒紳士ならではの持参金の作り方！ 証拠を隠したければガラスを割れ！？ 被害者が定期的に出かけた場所と相手は？ ミスター・バンジョーを助けるため、少年が取った驚くべき行動とは！？ 図書の裏の犯罪に気づいてしまったばっかりに……余命幾許もない私立探偵の熟練の勘、滴る水音の傍らには血の匂い！？ 精神病の患者が実は正気！？
1の題名通り、「風味豊かな犯罪」が貴方を虜にしようと待ち構えています！
「風味豊かな犯罪」でした(･∀･)/
次は一足先に夏を探しに行きませんか？(*^o^*)/~