アーサー・C・クラーク&ジェントリー・リー No.2◇宇宙のランデブー 2・上◇ | 星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

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9年間の海外古典ミステリ読破に終止符を打ちました。

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70年後、再びラーマがやってきた! ラーマに潜入した乗組員を待つ運命とは!?

 
 
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◇宇宙のランデブー 2・上◇ -Rama Ⅱ-
アーサー・C・クラーク&ジェントリー・リー 山高昭 訳
 
 
西暦2130年、忽然と太陽系に現われた謎の飛行物体―ラーマと名づけられたこの物体は巨大な宇宙船と判明した。内部への侵入に成功した調査隊の必死の努力にもかかわらず、この異星人の構築物は人類の理解をはるかに超え、多くの謎を残したまま太陽系を去っていった。それから70年後、第2のラーマが太陽系に姿を現わしたが…名作『宇宙のランデヴー』で解明されぬまま残された謎に人類が再び挑む、ファン待望の続篇。
 
 
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数多の謎を残して去っていったあのラーマが再び太陽系に姿を現した!? 70年という年月の間、地球は混乱の時代を迎え、宇宙開拓には余裕はなかったが、やっとその余裕ができたところであのラーマ。次こそきちんと調査したい!
 
 
ニュートン船の12名の調査隊(ジャーナリストのフランチェスカと医師のニコル含めて)は様々な思惑と感情を抱えていた。ラーマの潜入調査が始まる前に1人が死に、ニコルは薬物摂取を疑う。ラーマの潜入調査では生物バイオット捕獲作戦でこちらも死者が出てしまう。
 
 
これから調査はどうなるのか……暗い気持ちになるニコル。乗組員の陰謀、思惑、ラーマの謎……運命は闇の中でまたも乗組員に牙を剥く!
 
 
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「宇宙のランデブー2」です(・∀・)
前回に続き、ジェントリー・リーと合作です。
といっても実質リーが書いたものです。大元のアイデアはクラークのですが。
 
 
やっぱり良くも悪くもクラークらしくない。神に関しては宗教的過ぎるし、人間描写がSF描写よりも多く描かれています。
そして乗組員が物凄く人間臭い! わたしは全面的にニコルを支持します←
 
 
おいおい、神秘的領域探検でまさかの殺人!? とてもクラークが考えたとは思えない展開になります。メインキャラクターにはなんと日本人がおりまして、ヤマナカ、タカギシと結構まともな名前で(エラリー・クイーンとは違って←)、特に後者ニコルとはいい関係を築くんですが、まさかの展開。もう大ショックだよぉ!
 
 
1巻とは打って変わってチーム内はそれぞれ思惑と陰謀を抱えています。ラーマの暗闇と同様、薄気味悪いところがあります。
 
 
衝撃のラストで終わった上巻。さぁ、下巻だ!(*^o^*)/~