海底で見つかった謎の物体の正体とは?
米国海軍の最新鋭ミサイルがテスト中に行方不明になったとの情報をえた女性記者キャロルは、特ダネをスクープすべく行動を開始した。船をチャーターし、フロリダ沖海域を捜索するうち、三頭のクジラに守られた奇妙な珊瑚礁で、金色に輝く不思議な物体を発見する。だが調査の結果、それは金でも沈没船の財宝でもなく、まったく未知の物質で作られていることが判明した…巨匠が合作によって新境地を拓いた傑作海洋SF。
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新聞記者キャロルは最新鋭のミサイルがテスト中に行方不目になったという情報を手に入れ、鯨の見物という口実でミサイルが落ちたと思しきフロリダ沖を潜水して探索する。
キャロルと潜水士ニックはそこで奇妙なものを発見する。鯨が守る奇妙な珊瑚礁と金色の物体……それは文字通りの金なのか、それとも沈没船の財宝か? 答えはどちらもノーだった……
ミサイルを探す海軍と財宝を狙うトレジャー・ハンターたち、三つ巴の攻防戦は驚くべき結末を迎える!
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「星々の揺籠」です(・∀・)
クラーク、初の合作です。
そのジェントリー・リーはその後ラーマシリーズの続編でもコンビを組みますが、本作が実質デビュー作です。
故にさすが合作。と言うべきなのかクラークらしくないところもいっぱいです。
クラークだったら、不審な行動をする鯨一本に絞ってトレジャー・ハンターよろしく悪党や海軍とか出さなかったと思います。主人公も女性だし、クラークだったらニックを主人公にしたと思います。それかデイル。いや後者はないかな。
ぶっちゃけグループが多すぎて詰め込み過ぎ感が否めない……トレジャー・ハンター組を無しにして相手を海軍一本で絞った方がもっとスッキリできたと思います。
海に潜む異星生命体の存在が地上の記者、潜水士、トレジャー・ハンター、海軍といった俗的存在を際立たせています。海⇄陸、みたいな。
最後の結末も映画みたいだなと思いました。これ、要は地球のことは僕ら地球人でなんとかするから退いてくれってことですよね。
この終わり方もクラークじゃなく、ジェントリー・リーが考えた結末だろうなと思います。
この後ラーマシリーズの続編がやってきますのでしばらくジェントリー・リーともお付き合いしていこうとおもいます。
「星々の揺籠」でした(・∀・)/
次回、新作家登場(*^o^*)/~!