エラリー・クイーン編 No.61◇復刻エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン No.1◇ | 星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

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9年間の海外古典ミステリ読破に終止符を打ちました。

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創刊時のエラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジンを読もう!

 
 
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◇復刻エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン No.1-3◇ -Ellery Queen's Mystery Magazine No.1-3-
ミステリマガジン編集部 編
 
 
ミステリの真髄をあなたの手に─海外の傑作をいち早く紹介するミステリ専門誌《ミステリマガジン》の40年前の創刊時に遡り、その前身である《エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン》の創刊号から3号までを完全復刻した画期的合本。序文・瀬戸川猛資。創立50周年記念出
 
 
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  【1956年7月号】(創刊号)
 
 
1.魔の森の家(カーター・ディクスン
  (The House of Goblin Wood)
  ……「妖魔の森の家」参照。
 
 
2.パーティーの夜(スタンリイ・エレン
  (House Party)
  ……わたしことマイルズはとあるパーティーの途中で倒れた。気がついた彼は全てを捨て、家を永久に後にしようとするが……
 
 
3.死者を鞭うつ勿れ(ジョン・コリア
  (De Mortuis)
  ……バックとバッドはランキン医師の細君アイリーンの姿が見えないことにある疑いを持つ。2人が帰ったその後……
  
 
4.運転席(エラリー・クイーン)
  (Driver's Seat)
  ……「クイーン検察局」参照。
 
 
5.三人目の男(スチュアート・パルマー&クレイグ・ライス)
  (Autopsy and Eva)
  ……弁護士マローンは学校教師ヒルデガードに半ば振り回される形で陸軍大佐殺害事件を調査することになった。
 
 
6.雇われ探偵(ダシール・ハメット)
  (House Dick)
  ……任務を引き継いでそのホテルに赴いたぼくは3人の死体を発見してしまう! その3人の関係は……?
 
 
7.エメラルド(マイケル・イネス)
  (True of False)
  ……さる高価なエメラルドを巡る本物と模造宝石との駆け引きの結末は?
 
 
8.喜歌劇殺人事件(ジェームズ・ヤッフェ)
  (The Comic Opera Murders)
  ……ギルバート=サリヴァンの歌劇に基づく奇妙な殺人事件が持ち上がった。ギルバート=サリヴァンに関連する歌詞を引用するは「最高死刑執行官」!
 
 
9.ジャラッキ伯爵釣りに行く(T・S・ストリブリング)
  (Count Jalacki Goes Fishing)  
  ……心理学者ポジオリのところに伯爵夫人から父の容態を逐一報告して欲しいという奇妙な依頼が持ち込まれた。その訳とは?
 
 
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「復刻エラリイ・クイーンズ・マガジン No.1-3」です(・∀・)
やっとクイーンです← やっぱりご無沙汰だと無性に懐かしくなりました。
といっても順番は新世界→談話室→本書だったのですが(苦笑)
 
 
閑話休題。
 
 
「エラリイ・クイーンズ・マガジン」は名前の通りエラリイ・クイーンが刊行した世界一のミステリ情報誌で、これは日本版。1966年に改名して今のハヤカワミステリマガジンになりました。
 
 
どんな雑誌でも創刊号はあるもので、本書は創刊号1956年7月号から1956年9月号までを一挙にまとめあげた、プレミアムもの←です。いや、創刊号なんていま、手に入るか分からないですよ!?
 
 
つまりこの1冊に3号分の雑誌が収録されているということです。いやー、1冊で3号分も読めるなんてプレミアムですねぇ。1度に読むのももったいないし、1号ずつ読んでいこうと思います。お楽しみに!
 
 
日本での目標は「欧米ミステリと日本の距離を縮め、今まで紹介されなかった良作を知ってもらう」でした。カーやクイーンのようによく知られた作家からイネス、ストリブリングのように「誰、それ?」な作家まで多種多様です。そして自分のもしっかり紹介するというちゃっかりな面も←
 
 
またハメットの初期の傑作や「スイートホーム殺人事件」等で知られるライスと「ペンギンは知っていた」の学校教師ヒルデガードの作家パルマーの合作といった作家の意外な一面も垣間見れます。
ライスの弁護士マローンとパルマーの教師探偵ヒルデガードの凸凹な競演です← ヒルデガードの猛スピードを、マローンが時々ブレーキを踏んで止めます。あまり効いていないけど。
 
 
8は「ママはなんでも知っている」のあの人です。アシモフも好きだったギルバート=サリヴァンの歌劇が登場する書簡小説ものです。この時代ギルバート=サリヴァンの歌劇は大人気だったんですね。
 
 
9は次号に続く予感がするので次に乞うご期待! します。
 
 
「復刻エラリイ・クイーンズ・マガジン No.1-3」からNo.1をお送りしました(・∀・)/
 
 
次はニューオリンズ3部作、2巻です(*^o^*)/~
 
 
 
 
 
 
 
本ブログで説明の仕方が至らず、混乱させてしまったかもしれません。3段目を訂正しました。申し訳ありませんでした。