ヨウーン・アウトナソン◇アイスランドの昔話◇ | 星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

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9年間の海外古典ミステリ読破に終止符を打ちました。

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アイスランドの息吹を感じ、精神を垣間見る。

 
 
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◇アイスランドの昔話◇
ヨウーン・アウトナソン 菅原邦城 訳
 
 
☆*:.°. .°.:*☆☆*:.°. .°.:*☆☆*:.°. .°.:*☆
 
 
「アイスランドの昔話」です(・∀・)
「震えない男」は次回ですみませんm(_ _)m
 
 
ただいまわたし、アイスランドに行きたくて行きたくて仕方がない病にかかっています←
 
 
しかし言葉はともかくとして←、気軽に行けるところじゃないし(下手したら地球の裏側だし)、じゃあ、なにができるかって考えたら、文化を知ることですよ!
ーーーという考えに至って現在、アイスランドの料理と音楽と文学を吸収しまくっています(もちろん言語も!)
 
 
料理は実現するのに時間が入りますが、作るメニューは決まっていますし、音楽はシガーロスもビョークも好きだし、言語も独学で亀並みのスピードですが、継続中。なんとか頑張っています。
 
 
そんなわけでアイスランドの文学。
アイスランドはサガやエッダなど独特の文学を生みました。北欧の血が色濃く流れるこの2つはアイスランドを語るには欠かすことができません。
 
 
それにアイスランドにかかわらず、古くから語り継がれる昔話はその国の文化と国民性や信仰を人物、神様等を通してありありと映し出しています。
 
 
極端な話、その国を知りたかったらその国の昔話を読め、ですよ。
 
 
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本書は
神話物語、幽霊物語、魔法物語、史実物語、盗賊物語、昔話、笑い話の7つで成り立っています。
 
 
普通の農民から妖精や巨人、トロールから悪魔や魔法使い、王様、お妃様、王子様、はたまた盗賊まで勢揃いしてます。
 
 
アイスランドといえば島国だし、漁師のイメージが強いですが、ほとんどが農民でした。何気なく牛が財産として重要位置を占めていました。
 
 
しかしまぁ、当然といえば当然なのかもしれませんが、初めて聞くものばっかり!
62もあって知っているのは「ヘ◯リア」にも載った「ミルカウの教会執事」だけでした汗。幽霊物語の1つでクリスマス前に死んでしまった教会執事ーーー助祭とその恋人のお話です。
 
 
古い訳でしたが、かなり楽しんで読めました。日本よりも妖精とか巨人ーーー人ならざるものが身近に感じられたし、ハッピーエンドが多かったです。妖精と巨人はたくさん出たのに動物が登場する話が全くなかったのも面白かったです。あと勧善懲悪ものもなかった(笑)
 
 
やっぱり、昔話はその国の根本を知るためのいい教科書です。
 
 
「アイスランドの昔話」でした(・∀・)/
次回こそ「震えない男」です(*^o^*)/~