バットマンの華麗なる冒険!
◇バットマンの冒険1&2◇ -The Further Adventure of Batman-
M・H・グリーンバーグ 編 佐脇・古沢 訳
いまからちょうど50年前、ひとりの英雄が誕生した。両親を惨殺された孤児ブルース・ウェインは、犯罪撲滅に生涯を費やすことを誓った。そしてウェインは、ゴッサム・シティの守護者、“バットマン”となった。『バットマンの冒険』(1)・(2)は、バットマン誕生50周年を記念して、一流の作家15人が競作した作品集。まったく新しい冒険の物語があなたをバットマンの世界へと誘う。
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Ⅰ.
1.ジョーカーの死(ロバート・シェクリイ)
2.バットマンが狂った!(ヘンリー・スレッサー)
3.地下鉄ジャック(ジョー・R・ランズデイル)
4.片手で拍手する音(マックス・アラン・コリンズ)
5.休戦地帯(マイク・レズニック)
6.バットマン、夜の街にあらわる(カレン・ヘイバー/ロバート・シルヴァーバーグ)
7.バットマン・メモ(スチュアート・M・カミンスキー)
Ⅱ.
1.ゴッサム・シティの賢人たち(エドワード・ウェレン)
3.ロビンの事件簿(ウィリアム・F.ノーラン)
4.コマンド・パフォーマンス(ハワード・ゴールドスミス)
5.億万長者の入り江(エドワード・D.ホック)
6.ポーラライザー(ジョージ・アレック・エフィンジャー)
7.偶像(エド・ゴーマン)
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「バットマンの冒険1&2」です(・∀・)
本当は「黒後家蜘蛛とバットマン」目当てでこの本に手を出したのですが、意外にも面白かったため、1も2も全部読みました(笑)
バットマンはアメリカではスーパーマンと同じぐらい人気の、アメコミの主人公です。
蝙蝠のようなマントと覆面がトレードマークの、超能力の代わりに世界各地で手に入れた知識と体力で犯罪撲滅に貢献するヒーローです。
わたしは原作には全くノータッチだったのですが、バットマンというヒーロー像が分かって楽しめました。
バットマン以外にも犯罪王的存在のジョーカーやなぞなぞを出すリドラーの敵側からバットマンの相棒、ロビンや執事のペニイワースが主人公の話もあって初心者でも楽しいです。
ジャンルも推理アクションから閑話休題の完全番外ものから幅広いです。
正統派から変わりもの派まで勢揃いしてます。飽きません。
とは言え、これはバットマンを主人公に15人の作家が執筆した完全オリジナル。アメコミで重要な役割を果たす人物が全く出なかったり、ちょっとしか出なかったり、その逆もあるかもしれませんが……
この作品は15人の作家による競作集。その15人はSFやミステリー等で著名な作家ばかり。「この作家、好き!」ってだけでも楽しめます。わたしももともとアシモフ目当てだったし(笑)
バットマンはアメリカでは知らない人はいません。そしてバットマンを主人公に物語を書くのはアメリカ人作家なら誰でも夢見ることらしいです。日本で言うならウルトラマンで物語を書く感じか!?
ちなみにアメコミは日本と違って1つの主人公、物語を1人が書くものではないそうな。なのでバットマンも「誰々が描いた~」と正確に明言することができないそう(描く人がたくさんいますからね)。
うーん、日本とは全然違うんですね。
「バットマンの冒険1&2」でした(・∀・)/
次こそ! 次こそ、バンコラン、最後の事件(*^o^*)/~