始まりはさながら十字架に磔にされたキリスト!? 人を死に導く十字架の謎を解け!
エラリー・クイーン 越前敏弥訳
ウェスト・ヴァーニジアの田舎町、アロヨで不可解な"T"だらけの殺人事件が発生。死体はT字路にT字形の標識に磔にされ、その頭部は切り落とされていた。さらに被害者の家の扉には、血塗られた不気味なTの文字がーーー。エラリーは単身捜査をするが、真相は分からずじまい。だが半年後、再び"T"にみちた殺人事件の知らせが届き……。サスペンスあふれる展開と緻密な推理で人気を誇る〈国名シリーズ〉第5弾。
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「エジプト十字架の秘密」です(・∀・)
今回の表紙はエラリーとリンカーンに激似のおじさん(笑)
この人に関しては後述しますので、いましばらくお待ちください←
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始まりはクリスマス。
クイーン親子はたまたまT殺人事件という不可解な事件が起こった町にいました。リチャード・パパ(この人にパパとかあまり似合わないけど←)は興味ゼロですが、息子エラリーは興味を持ち、検死審問にも足を運びますが、成果はゼロ。かくして時は流れます。
しかしエラリーはそのアロヨの殺人事件を再び思い出す。大学の恩師であるヤードリーから磔にされた首なし死体が見つかったと電報を受け取ったのだ!
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ーーーという内容の本書。
エラリーをTだらけの殺人事件に導いた(引っ張った?)のが、表紙のリンカーンーーーじゃなくて、ヤードリー教授です(・∀・)
さすが、あのエラリーを教えていただけあって、教授の方が一枚も二枚も上手( ´艸`)
でも最後に笑うのはエラリーだけどな:*:・( ̄∀ ̄)・:*:!
あと新興宗教団体が怖いのもいつの時代も一緒だね(@ ̄Д ̄@;)
今回は先生、生徒コンビが活躍する代わりに、リチャード・パパはなんとニューヨークにて待機(嘘です、職務を忠実にこなしています←)。
つまりほとんど出番なし(´∀`)!
最後、ちょっとアクティブに動いて、エラリーの推理を聞いて終わり。
当然、お馴染みニューヨーク市警メンバーは今回登場せず、そこは寂しいですが、違った名前が登場するのは新鮮ですね(*^.^*)
さて、本書も
面白かったです!!
わたし的には前回の「ギリシャ棺の秘密」の方が好きでしたが(名作とか、後期クイーン的問題を抜きにしてね!)、こっちの方が本格推理的要素が盛り沢山でした(°∀°)b ! 題名の理由も粋でした(^~^)
あとエラリーの最後の台詞に吹きました:*:・( ̄∀ ̄)・:*: そういうユーモア、好きだぜ(°∀°)b グッ!!
皆様もこの本を買って、○○○○に○○○○、○○○に貢献しましょう!
この○伏せ字が気になった貴方は、
今すぐ本屋にGO!!
「エジプト十字架の秘密」でした(・∀・)/
次回はアーサー・コナン先生による、SFと歴史小説です(*^o^*)/~!