リュパンの「華麗なる」冒険!
◇リュパンの冒険◇ -ARSENE LUPIN-
モーリス・ルブラン 南洋一郎訳
過去十年にわたってフランス警察を手こずらせてきた怪盗リュパンは、いまや一種の国民的英雄の観さえ呈するにいたった。この間、シャーロック・ホームズも名刑事ガニマールも、ことごとくリュパンの前に敗北を喫している。そのリュパンが、今度はシャルムラース公爵の居城にある貴重な古美術品を頂戴するとの警告状を発した。大胆不敵なリュパンの挑戦に対し、フランス警察は、その面目にかけてもこれを事前に逮捕しようと緊張する。痛快無類のリュパン・シリーズの特色をこの一作に盛りあわせた会心作!
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第三回目は「リュパンの冒険」です(^O^)/
これもまた創元推理文庫のシリーズで、これまた本屋でお取り寄せして頂きました。本屋さん、ありがとうm(_ _)m
翻訳題名がいくつもある上に、まちまちだったので、短篇か!? と思いましたが、違くてじゃあ、シリーズ初の長篇か!? と思ったら違いました( ゚ ▽ ゚ ;) どっちー? ←ちなみにシリーズ初の長篇とは「奇巌城」のことでした(・∀・)
ということで、「リュパンの冒険」です(*^o^*)
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舞台はあらすじにもありますシャルムラース公爵の居城(シャトー)。いまはシャルムラース公爵家の者ではなく、億万長者マルタンの別邸です。
……まあ、億万長者マルタンは成金だし、令嬢のジェルメーヌは人に命令をするのに慣れた嫌味な女です( ̄∩ ̄# そんな彼女の侍女ソーニアが気の毒ですorz
そんなマルタン家にあのルパンからの挑戦状が!
彼が盗むと宣言したのは幾つかの名画とある公爵夫人の宝冠。
そこでガニマール君(「怪盗紳士ルパン」)、シャーロック・ホームズ(「遅かりしシャーロック・ホームズ」、「リュパン対ホームズ」)に代わってビドック以来のフランス最高の名探偵ゲルシャールがやって来て、令嬢の婚約者、シャルムラース公爵と一緒にリュパンに立ち向かうがーーー
……さあ、どうするリュパン! というかリュパンはいつ出てくる!?←
感想☟
「おおーっ!! やっぱり!」
正直にぶっちゃけると、盗みに使うトリック等は目新しいものじゃありません。でもリュパンの特色がここに現れていますp(^-^)q
ここで特筆するのはリュパンの性格と、怪盗以外の一面です(´∀`)
やー、アルセーヌ君も可愛いところがあるじゃないですか! ←
「リュパンの冒険」でした(^-^)/
次は代表作でもあります「奇巌城」です(・∀・)/