物語がなくても面白い/バガージマヌパナス
バガージマヌパナス
池上永一
池上永一
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- バガージマヌパナス―わが島のはなし (文春文庫)/池上 永一
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日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
風車祭などを読んで面白いと思って気になっていた作家です。
やはり沖縄モノが読みたくて初期(1994)の作品を読んでみました。
沖縄で育つ綾乃は高校生だが、最近には珍しく、ひどく怠け者の女性。
いつも高校をさぼっておばぁとおしゃべりをして、テーゲーに毎日を過ごしていました。
そこには建設的な精神はなく、何とかなるさー、という感じで、
性格半分、ヤマトンチュへの反抗心半分で毎日を無為にしかし心から楽しんで過ごしていました。
そこに神様から「ウタになれ」といわれたものの、やっぱり反抗していると
天罰が下るようになり、おばぁの進めもあり、少しずつでもユタとしておいのりをしていくのでした。
そして物語の最後には・・・。
神様が現れるのが半分以降となっているように、このころからすでにプロットではなくキャラで読ましてます。
3つ子の魂100まで、ではないですが初期作品にして、今の作品と遜色のないできでした。