よく似た二人のはじめての対談
- 関野 吉晴, 長倉 洋海
- 幸福論
関野吉晴氏は「対談のタイトルが『幸福論』ときいて逃げ出したくなった」といっていましたが、まあ確かにそうですね。
南米からアフリカまで人類の拡散した道のりを逆に人力で旅する「グレートジャーニー」で有名な関野吉晴氏と
戦場カメラマンで有名なりその後も興味深い写真を発表している長倉洋海氏の対談集。
長倉洋海氏に興味があり読み始めたのですが、多分この人の有名な写真はアフガニスタンにおける若き主導者マスードの密着ルポではないでしょうか。ほかには各地の子供を撮った写真集もあります。
世界中のローカルな社会を知るこの二人の対談は、興味深くもあり、また逆にそれぞれの多くの地方を知りすぎているので一般化も難しく、『幸福論』のうまい着地地点は見つからないようです。
それでも医師関野がものを貯めない社会であるエチオペアのコエグにいった時、医療活動をしてもまったく感謝されず、それはできるひとがやることがその社会では当たり前だからだそうで、なかなか興味深い話だと思いました。もちろん、村に入ってすぐに蜂蜜のたっぷり入った瓢箪をもらっているのですが。
やっぱり対談は、しっかりと言いたいこと伝えるのは難しいですね。
この二人についてもう少し他のものも読んでみたいと思います。