そこに至る感情の機微と

本能的な何か、衝動の描かれ方で

 

その世界にのめりこむか、否か

決まります

 

バーーーーーン

 

大好きな漫画、

 

 

 

 

違国日記

ヤマシタトモコ著

現在5巻までドキドキ

 

 

 

違国日記の本筋、

素晴らしさはそこでは無いのにぃ!

 

 

 

すっごくすっごく素敵な作品なのにぃ!

 

 

 

いや、でも本筋の素晴らしさ、テーマがある上でのこのシーンやもんな!うん!

 

 

 

未読の方はおすすめです!

ぜひぜひ読んで!

 

 

 

というわけで

 

 

 

槙生ちゃんの欲情ッ!

書かずにはいられないッ!

 

 

 

違国日記、未読の方にちょっとあらすじ

 

 

 

 

 

 

 

高代槙生(コウダイマキオ)35歳

少女小説家

 

7歳離れた姉が、夫婦共に突然、事故死したことをきっかけに、

勢いで姪である田汲朝を引き取ることにするが。。。

 

 

 

妹である槙生に対して高圧的で

「普通」を押しつけてきた姉とは長く没交渉だったため

 

高校1年になる朝と、ほぼ面識なし

 

人見知りで孤独を愛する槙生と

親を亡くした朝の共同生活がはじまる

 

 

 

 

 

 

槙生ちゃんは

ほんとカッコよくて

自分の世界を大事にし

相手の世界も尊重する

 

それは時にドライで、

物理的にも心理的にも他者とのラインを引くかのようだけど

本質はとても真摯な人

 

 

 

とことん考え抜く姿勢は

己にたいする誠実さではないかと思うんですよね

 

 

 

熟考して言葉をとても繊細に丁寧にあつかい表現する槙生ちゃん

 

そのメッセージは

シンプルで力強いんです

 

 

 

そんな槙生ちゃんには

元彼で、いまは適度な距離感の友達、笠町くんがいます

 

 

 

笠町くんは槙生ちゃんに気持ちがあるのですが。。。

 

槙生ちゃんは大切な存在だと思ってるけど

恋愛のそれは無い感じ。。。

 

 

 

 

 

 

でも4巻。

大きく動きます。

 

 

 

そんな友達笠町くんに急にエロを感じて

槙生ちゃんがムラムラする場面が

4巻page.20から

 

たっぷりと33ページに渡って

すっごく濃く細やかに

リアルな感覚が描かれます

 

 

 

 

 

 

4巻の前半で

 

朝の友達であるえみりが

家に遊びに来ます

 

朝がコンビニに行っていて

槙生とえみり二人。。。

 

 

 

えみりは友人や母親が言う「普通」とは違う自分の感覚に悩んでいて

 

未婚の槙生に尋ねます

 

 

 

なんで結婚しないんですか?

 

結婚してなくても好きな人はいますか?

 

 

 

突然の質問に驚くも

えみりの気持ちを察し

丁寧に答える槙生

 

 

 

。。。わかんない

 

 

そして

笠町くんとの別れの場面を回想しながら

 

 

 

初めて会ったときに

あ 好きだな 

と思ったのを

 

まだ覚えてるから

 

まだ好きな人かも

 

 

 

と答えます

 

 

 

そのあと自室に戻った槙生は

なんとなく携帯に手が伸びて

 

 

 

笠町くんに

久々に飲みに行かない?という

文面を打った後

 

急に我にかえる槙生(笑)

 

 

 

自分がどういう感情で誘っているのか

戸惑って、手を止めますが

 

その後別の電話が入り、切った後、

間違って触って送信してしまうんです

 

すぐレスポンスがきて

笠町くんの優しさを感じるやり取りをしますドキドキ

 

 

 

 

 

 

そんなこんなでpage20

 

飲みが中華店デートとなって

楽しく過ごす二人

 

 

 

テンポのいい会話のなか

 

 

槙生は

ちらちらと 

笠町くんの表情や手から

エロを感じてしまいます

 

 


 
 

 

 

 

 

 

こいつ

こんなにえろかったかしらん

 

 

 

頭の中で心の声がざわつきだします

 

 

 

落ち着け

 

 

 

笑 

 

 

 

話の流れから

朝のことで槙生に関わるイケメン弁護士について、さぐりを入れる笠町くん

 

 

 

だって槙生のこと好きだからさ

気になるよね!

 

 

 

その笠町くんの表情が

またエロい

 

 

 

そして

そのあとの伏線?にもなっててね

 

 

 

槙生の返答を聞いた笠町くんが

さらりと

 

 

 

。。。まあ  じゃ

きみの好みじゃないな

 

 

 

と言いながら

 

メニューを触る笠町くんの指に

 

 

 

ムラッ

 

 

 

としまくる槙生

 

 

 

わかるよ

わかるよ

槙生ちゃんッ!!!

 

 

 

手、ね

指、ね 

 

エロいよねー

 

 

 

ムラムラ欲情してる自分と

 

いごごちのいい友達だ

 

大事にしたい貴重な存在だ

 

と思ってる自分の気持ちが

ぐちゃぐちゃになって混乱

 

  

 

その後

店を出て公園でしゃべっている時も

 

意識しまくってしまう槙生が

かわいいのです

 

視線のくだりとか、わかるわあ 

 

 

 

ふと無言で見つめあう瞬間がきて

 

 

 

自然とキス。。。?

 

という場面で!!!

ぱっと

驚いて身を固くする槙生!

 

 

 

――ごめん

 

嫌だったか

 

その。。。

 

 

 

慌てる笠町くんに

 

 

 

嫌ではない

っていうか

 

 

 

 

めちゃくちゃしたい。。。

 

 

 

と白状する槙生

 

この正直さッ!!!

素敵すぎるよ

槙生ちゃんッ

 

そのあとの笠間町くんの反応もかわいくて!最高なんですが!

 

 

 

いや

わかんない

なんかもー

わからん

 

 

 

頭を抱えこむ槙生

 

 

 

あなたを大事に思うことと

友人であることに対して

泥を塗る気がして

わからん

 

 

 

こっから

笠町くんのターン!

 

 

 

槙生に寄り添いながら

心をほどいていきます

 

 

 

話が終わったあと、

 

 

 

静かに槙生が言います

 

 

 

あなたさ

いいにおいするよね

 

 

なんだろ

出会った頃から

思ってたけど

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このあと

ラスト4ページ

 

 

 

最高です

 

 

 

最高

 

 

 

生々しいシーンは全く無いのに

 

ここまで欲情を描くことができるのか

 

 

 

ヤマシタ先生、天才か!!!

いや、天才すぎる!!!

 

 

 

ガッツリネタバレですが

 

実際に読むと

 

数千倍良いのでぜひ

 

ぜひとも

 

ムラムラざわざわキュンキュンしてください

 

 

 

 

 

 

大人だからこそ

いまだからこそ

クソほど生産性のない

アホで楽しいことが必要です星