こんにちはお願い
 
 

 

ただいま、

 

奈良の田舎で愛を叫ぶ

あさトーーク

 

というオタク的お話会を

開催したいと思いたち

参加してくださる方を募ってます爆笑

 

 
 
この会を開きたい!という元になった体験が
 
ビブリオバトルという書評合戦でした
 
 
 
きっとめちゃくちゃ楽しい
好きを語るお話イベント
 
あさトーークについては
こちらの記事もご参考ください
 
 
 
五分間の持ち時間で
テーマに沿って選んだ本を紹介する
そんなビブリオバトル
 
 
 
わたし
初参加でのテーマが
 
夫婦でした
 
 
 
さて、参加すると決めたものの
 
まずは話したい作品を
選ばねばなりません
 
 
 
ここも、すごく楽しい部分であります
 
 
 
はじめに浮かんだ作品が、
 
 
 
西川美和
永い言い訳
 
 
 
湯本香樹実
岸辺の旅
 

 

カバー素敵だなぁドキドキ 

 

 
 
 
意図して選んだわけではないのに
 
 
 
どちらもパートナーが亡くなってる話
 
 
 
喪失がテーマ。。。
 
 
 
この作品を話すとしたら
何を伝えたいかな~
と思いめぐらしながら
 
本棚をゴソゴソしていたら
 
 
 
出てきたんです
 
ズドンと
 
 
 
あっ、これだわ
 
これしゃべりたい
 
と即決
 
 
 
はい、それがこちら
 
 
 
トム・ロブ・スミス
チャイルド44フォーティフォー
 

 

 

 

 
こちら
ガッチガチの
スパイ・ハードボイルド
バツレッド
サスペンスミステリー
のお話
 
 
 
は、はじめの二冊から
どえりやーーテイスト変わってる笑い泣き 
 
 
 
わたしの本棚は
雑多なジャンルが並びますが
その中でも
珍しい系統のこのチャイルド44
 
確か、帯と書店さんのポップに
惹かれて手にとりました
 
 
 
作品としても
ガチで面白いです
 
 
 
しかし
なぜ、わたしがこの作品を
「夫婦」のテーマで話したい!
と思ったのか?
 
 
 
それは、この旦那が
おめでたいアホンダラ
 
 
いえ、言葉がすぎました
 
 
天然ドアホ!!!
 
なのをしゃべりたかったから!
 
なんですっ!
 
 
 
主人公は、レオ(30歳)
 
イケメン
タフガイ
頭脳明晰
真面目エリート
 
ここまでくると
ステキな旦那様像というか。。。
 
婚活におけるハイスペック男性
という感じですよね
 
 
 
しかし
舞台は1953年
スターリン体制下のソ連、モスクワ
 

 

 
 
ガッチガチの社会主義
独裁体制
恐怖政治
 
 
そんな国で
国民は常にびくびくと怯えて暮らす日々
 
政治的思想や
国に対して批判的だとされると
 
たとえそれが事実無根でも
死が待っている世界
 
 
そんななかで、レオは
国家保安省という後のKGBのエリート捜査官です
 
 
 
「祖国に尽くすこと」が信念であり
生きがいのレオ
 
 
 
一般人からすると
国家保安省にマークされたら最後
 
ただの町の獣医さんが
何もしていないのに
 
あっという間に
スパイ容疑にかけられて
殺される
 
逃げたら有罪確実
逃げなくとも有罪にされる
 
 
 
無実でも有罪にされ
強制労働収容所に送られるか
拷問、処刑が待っているという
 
そんな
死と隣り合わせの恐怖で縛っている
体制側の人間なのです
 
 
 
その妻、ライーサ(27歳)は
とびきりの美人
 
ドイツとソ連の戦時中に
自分の国の軍隊によって、村を爆撃され
一瞬で家族も家もすべてを失った過去を持ち
 
そこから
「生きのびること」
それだけを信念にしています
 
 
 
 
そんな二人の馴れ初めは
 
街中でレオがライーサに一目ぼれして
ナンパするんですけど。。。
 
ライーサはしつこいレオに対して
偽名を答えるんですよ
 
 
 
これ、レオ目線では
不躾な自分をうまくあしらうために
うそをついた彼女。。。
なんてミステリアスなんだ〜ラブ
 
となるんですが
 
 
 
一般人目線だと
 
恐怖の国家保安省の
人間ですよ?!
(制服でわかります)
 
 
 
下手したら死が
待ってるんですよ?!
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
 
 
 
レオ、それちゃうで
 
 
 
ライーサは恐ろしかっただけや
 
 
 
気の毒なライーサ笑い泣き
 
恋におちた天然レオは
 
来る日も来る日も
 
ライーサを追い求め
 
再会した時には
 
もう、嘘はつけないライーサチーン
 
付き合うことも
 
結婚も
 
生きのびるために
 
受け入れ
 
生きのびるために
 
レオの機嫌をすこしでも
損ねるわけには
いかなかったんです
 
 
 
どうでしょう、、、
 
 
 
この立場の違いによる温度差
 
 
 
国に忠誠を誓い
職務を全うすることだけが
正しいことであると疑わず
 
アホすぎるほどのピュアさで
まともな夫婦関係を築いていると思ってるレオ
 
 
 
その愛情表現は
毎日ただひたすら仕事に没頭し
 
ライーサを守り養うこと
 
 
 
ライーサと
コミュニケーションをとることもせず
 
 
 
妻の浮気を心配して
尾行や監視をすれど
 
 
 
妻と話をして
妻を知ろうともしない
 
 
 
そんな毎日は
ライーサにとって
生きのびるために
一ミリも気を抜けない共同生活
 
 
 
そんな二人に転機がおとずれます
 
 
 
 
 
レオは
逆恨みをかった同僚に嵌められ
究極の選択を迫られ
すべてを失います
 
 
 
いや、失うだけでなく
いつ処刑されるかわからない立場になります
 
 

 

 
ボロボロになった彼は
ライーサに愛を求めますが
 
 
 
薄皮の氷のうえを歩くような
毎日だったライーサからしてみれば
 
 
 
はあ?!
 
バカなの??
 
そこまでバカなの???
 
 
 
 
ですよね。。。
 
 
 
 
 
自分が守っていたものが
 
偽りの家族の絆
偽りの夫婦の愛
 
だったとやっと気づくレオ
 
マジかぁぁぁ 
 
 
 
レオのクズっぷりは
とどまることを知らず
 
自分を見失った勢いで
ライーサを殺そうとまでします
 
 
 
はい。
完全に関係が壊れましたね
 
 
 
ですが
皮肉なことに
ここまで極限に追い込まれてはじめて
 
二人は対等にコミュニケーションをし、
本音を言い合います
 
 
 
そして「生きのびる」ために
 
一緒にいることを選びます
 
 
ライーサにとって
一番重要なものが
共通の目的となるのです
 
 
 
国家に対する忠誠心が崩壊したレオは
自分が関わった子供の変死と
ある殺人事件の類似性に気づき
 
 
 
いつ処刑されるかわからない
自分の人生の残りの時間を
すべてかけて
犯人を捕まえるために動き出します
 
 
 
それは同時に
ライーサの命を脅かすことになります
 
 
 
「生きのびる」ためには
動いてはならない
 
ライーサはレオをなじり
止めますが。。、
 
あらたな犠牲者を目の当たりにします
 
 
 
教師をしているライーサ
 
体制下のなかでうまく埋もれて
子供を殺し続ける犯人に対する憤りから
 
 
 
ライーサも共に
自分の命をかけて
レオの捜査に協力していきます
 
 
 
それは
ほんとうの絆がうまれていく
夫婦再生の旅路だったのです
 
 

 

 
生きる目的。。。
 
自分のなかのそれが
パートナーと同じであったら
 
最高最強のパートナーシップが
築けるのかもしれません
 
 
 
もう一つは
コミュニケーションの量と質
 
 
 
夫婦だからこそ
 
 
 
すれちがい
 
思いちがい
 
考えちがい
 
 
 
レオとライーサほど
極端な話でなくとも
 
これらのズレは
 
深い溝ができる前に
解消したいですね
 
 
 
暑いこの時期に
極寒のロシア、
内容もゾクゾクする、この一冊
 
納涼にいかがでしょう照れ
 
 
 
こちらのチャイルド44
映画化もされてます
 
けっこうグロいシーン多いけど
映像化。。。どこまでされてるんだろ
 

 

 

 

わたしのビブリオバトルでの

発表を再現してみましたドキドキ

 

 

 

あなたのなかの

これだっていう夫婦がテーマの作品

 

ありましたら

コメント欄にぜひドキドキ

 

 

 

あさトーーク、お申し込み

17日20時までとさせていただきますキラキラ

 

 

奈良の田舎で愛を叫ぶ

あさトーーク

 

 

日時

9月15日

13時半~16時半

 

場所

奈良県橿原市

橿原神宮前駅近く

 

参加費

3000円

 

持ち物

大好きなエンタメを表現する愛

 

 

お申し込みフォームは

こちら

 

 

 

あなたの魂がよろこぶおやつ

ご用意してお待ちしてますドキドキ

 
ではでは