日本と米国のベンチャー投資の違い | 想いが伝わる本を書くブログ

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武蔵野デジタル出版社長の牛田肇がモーモーするブログです♪

書籍
「ベンチャーコミュニティを巡って」
で、
日本と米国のベンチャー投資の違いが
記述されていました。

「2014年の日本のベンチャー投資
では、新規投資が追加投資を上回り、
1件の投資額も、新規投資の方が
かなり上回っている。

米国では、日本とは逆に、
追加投資が新規投資よりも多く、
1件の金額も追加投資の方が大きい」

この日本の状況は、常識的に考えれば
「不自然」
なのだそう。

その理由は、日本は、投資先を
早い段階でIPO(株式公開)
させようとしているからだと
言われています。

IPOを急ぐと、IPO後、
経営の自由度が狭められ、
成長の足かせになることも
考えられる。

実際、日本では、
IPO時が事業のピークになるケース
は多いらしいのです。

それでは、本来得られるべき投資利益
を逸失することになるかもしれない。

米国では、
「未上場の段階で追加投資を
実施することで、事業の潜在力を
更に開花させることができる」
というと考えがあるようです。

それは、IPOするまでの期間よりも
事業の収益の最大化を
重視しているからでしょう。

日・米でベンチャー投資環境の
違いが大きいことが分かりましたが、
事業のあるべき成長を目指した
ベンチャー投資が実現されると
いいと思いました。

詳しくは、本書
「Middle is Missing」の項で
で語られています。

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