2016年10月に上場した社長講演
に参加した。
その会社は1990年に設立し、
金融向けのシステム開発を行う。
今では、フィンテックといわれる範疇
に入る。
しかし、上場までの26年間は平たん
ではなかった。
創業して5年は、調査研究ばかりで
売上もわずか。
11期目で売上が5億を超えた。
12期目から、確定拠出年金が開始し
金商法の施行・改正などの制度改正と
共に成長してきた。
「今では、フィンテックといえば出資
される雰囲気はあるが、
商品の作り込みには相当時間がかかる
ROE(純利益/純資産)も10%
を目指すなら、多額の出資を受けると
それだけ純利益が必要になり、
逆にIPOが難しくなる。
フィンテックで出資を受けても、
果たしてどれだけの企業が残るか…」
やはり、
企業の成長は金でなく、
「人と事業プランとテクノロジー」
という。
(牛田肇 武蔵野デジタル出版)