電子絵本「象のパレード、江戸お練り」開演までの与太話<神聖なる象> | 想いが伝わる本を書くブログ

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電子絵本「象のパレード、江戸お練り」開演までの与太話<神聖なる象>

「本が何かのきっかけを与えてくれる」ことがあります。
本作品は「象」が登場します。
あらためて象のことを調べてみると、
今まで分からなかったことが解決してきました。

古来からの神々の絵や像に象が出てきます。
「なぜ、象なんだろう?」
日本では、象は身近にいません。
ずっと不思議に思っていました。

諸説ありますが、仏教説話からですと
象の生まれ変わりがお釈迦様なのだそうです。
インドの仏教絵・像には、ガネーシャという
象が神様になっているのがありますが、
これも「象=お釈迦様」のつながりでしょう。
それぐらい、象は高貴な存在なのです。
特に白象は、位が高いとされてます。

その理由を考えてみると、
象が、人間より大きいこともありますし、
数十キロ離れた土地の雨や水の状態が分かるそうです。
(雨音や湿気などを足の裏で感じることができる)
そんな人知を超えた能力にあるのかもしれません。

仏教絵・像に戻り、
象を従えた神様を見ることがあります。
それには2つあります。
一つは、帝釈天。白象にまたがっています。
牙の数は4牙(左右2牙づつ束ねている)。
もう一つは、普賢菩薩。
こちらは6牙の白象です(左右3牙づつ)。
牙を数えれば、どちらの神様か分かります。

おしまい(^_^)/

(文:牛田肇)

イラストは、制作途中のイラストです。本番はもっとすごいzou

本日8月28日(金)17時からキンドル無料キャンペーンが始まります。

「象のパレード、江戸お練り」公式ページ
http://mdp-book.com/portfolio-items/zou/