「やくやもしほのみもこがれつつ」
これは、何のことばでしょう?
百人一首です。
どこで切っていいか分かります?
「やくや」で焼くという意味です。
「もしほの」は「藻塩の」です。
藻塩は海で採れた藻混じりの塩。
それを焼くことで、塩にするのです。
「みもこがれつつ」は身も焦がれつつ。
「焼かれた藻塩のように、
私も焦がれています。」という意味。
つまり、
これは、待ち人への恋歌なのです。
こんなことをシニアのお客様から
教えて頂きました。
小さい頃から百人一首で
遊び親しんできたそうです。
人から直接教えてもらった
からでしょうか、
ものすごく、イメージが伝わって、
「昔の人は表現が深いね」
ということにとても共感しました。
そして、
「古典って面白いかも」
なんて思ったりしたのでした。
自分で読むのもいいけど、
人と人との間で伝わると、
読むだけで伝えきれない価値が
伝わりますね。
その価値って、
すごく大きいように感じます、、。
ちなみに、この歌は、
権中納言定家の歌です。
「来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに
焼くや 藻塩の 身もこがれつつ」
こんな表現ができたら、
素敵ですね(^_^)/
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