やくやもしほのみもこがれつつ | 想いが伝わる本を書くブログ

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武蔵野デジタル出版社長の牛田肇がモーモーするブログです♪

「やくやもしほのみもこがれつつ」


これは、何のことばでしょう?


百人一首です。


どこで切っていいか分かります?




「やくや」で焼くという意味です。


「もしほの」は「藻塩の」です。

藻塩は海で採れた藻混じりの塩。

それを焼くことで、塩にするのです。


「みもこがれつつ」は身も焦がれつつ。


「焼かれた藻塩のように、

 私も焦がれています。」という意味。


つまり、

これは、待ち人への恋歌なのです。




こんなことをシニアのお客様から

教えて頂きました。


小さい頃から百人一首で

遊び親しんできたそうです。




人から直接教えてもらった

からでしょうか、

ものすごく、イメージが伝わって、

「昔の人は表現が深いね」

ということにとても共感しました。




そして、

「古典って面白いかも」

なんて思ったりしたのでした。




自分で読むのもいいけど、

人と人との間で伝わると、

読むだけで伝えきれない価値が

伝わりますね。




その価値って、

すごく大きいように感じます、、。




ちなみに、この歌は、

権中納言定家の歌です。


「来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに

  焼くや 藻塩の 身もこがれつつ」


こんな表現ができたら、

素敵ですね(^_^)/












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