「新手のタイプの読書好きな人間」としては、単行本として出版された小説を購入し、その後、文庫化されると、そのニューエディションも入手し再読する。普通の(読書好きな)方々でも、「単行本を再び読み返せば良いのでは無いか?」と思われるでしょうが、そこは致し方ない事。ご理解頂きたい。
更に私は、読書日記を綴ることも日課にしている。最初は、LOFTにてステーショナリー売り場で発掘した「ワナドゥ!!手帳」の読書版を購入していたのだが、結構な金額のため、無印良品のB5、B4ノート、時には、携行するほぼ日手帳やネタ帳に集約することもある。
まあ、私のクダラナイ基礎知識を前置きして、湊かなえさんの「リバース」を、文庫版として再読してみた。再読の環境としては、岩盤浴兼大浴場を兼ねた温泉施設にて、汗ダラダラかきながら読了した(ただし、汗でぬれないように、布製のブックカバーはしっかりしておいた)。
以下、単行本として(初めて読んだ際)の「リバース」の日記である(※ネタバレ注意)。
誰が得をするというより、みんな損をしている。事実関係としては、スッキリとするエンディングだけれども、全員心晴れやかになる結末では無い。酷だけれども、それがこの物語の面白い展開。亡くなった広沢、その恋人だった美穂子が、一見かわいそうに見える。しかし、一番可愛そうなのは、そんな二人にジェラシーをかんじていた、この二人に密接に絡んでいた人のひとり、古川大志だったと。彼は、一生、広沢を見下して、嫌~~~な人間として、一生を終えるのであろうと。そういう繊細な人間関係を掻くのが巧み(人物相関図を添付しておく)。
登場人物は少ないのだが、複雑に絡み合った人間関係の絡み合いで、湊かなえ作品としては一番楽しめたかも知れない。得に珈琲好きの深瀬が、必ず要所要所に、珈琲に関するワンポインターを挟んでいく。まさに、喫茶店でアイスコーヒーを飲みながら読むのに最適。
よくよく、こんなに凝った文章を書いたモノだ。ここから、再読したことに辺り、前述の読書日記を添削していく。
「みんな損をしている」
記述としては、「この一冊で、得する人・損する人」とすると面白かろうに。けれど、このボケは封印。
「繊細な人間関係」
私の視点から、「繊細な作品」とは、ただ単純に、本を開き、頁をめくるとすぐに、人物名・人間関係・役職や地図などが記載されている作品。ただ、この作品はそれに該当しないので、個人的観測としては、そうは複雑では無いことだと訂正させて頂きたい。
「湊かなえ作品としては、一番楽しめた」
ごめんなさい。ウソです。本当は、「高校入試」です。謝罪します。
まあ、こうやって、反省文のような振り返りができるのも、「再読」そして、「読書日記を綴ること」の醍醐味かも知れません。実は、こんな風にまとめた読書日記(手書きだけで無く、パソコンのテキストにも)が、膨大なデータベースと成しているので、今後もこのブログでアップしていきたい。
![]() |
リバース (講談社文庫)
Amazon |

