相談に踊ってみた、踊られてみた | ほんだな

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かだいとしょ)「ジェーン・スー相談は踊る」 TBSラジオ相談は踊る編(ポプラ文庫)
 
 実は、私、「相談は踊る」にて、3つ悩みを採用して頂き、そのうち、2件は、電話出演して悩みを吐露させてもらいました。そんな思い入れのある番組(コーナー)。そこで取り上げられた、2件の悩みについて、触れてみたい。
 
 (1回目・2015年2月7日)
 代行MC・柴田秀一アナ(現在は、アナウンサー職を離れ、大学教授・解説委員・ニュースデスクなど担当)。
 
 「10人中9人の第一印象が、『君、バリトンのいい声をしているね』と言われる。合唱のお誘いを多数いただくのだが、ストレスやのどの不調で、断りきれず困っています」という趣旨の内容。

 「美声を有しているので、是非、電話でお話ししたい」と、半ばネタハガキとして送ったところ、スタッフの方の目に留まり、放送開始1時間前の18時に電話を頂く。しばらく会談し、「やっぱ、いい声してますね。実際に、電話相談で行きましょう」とGOサイン。ただし、番組側からの条件が、「唄っていただきましょう」との無茶振り

 そして、20時ちょっと過ぎ、電話出演開始。そして、肝心な、どの曲を唄ったのか?

 「♪千の風に~、千の風になぁ~ぁ~でぇ~」

 秋川雅史さんのいかにも場違いなナンバー。途中で、唄うのを止めると、「お墓で泣かないから~」と、スーさんの機転の利くツッコミ。その後、リスナーさんが唄っているのだから、柴田アナも唄っていただきましょうということで、第9のひと部分を披露。自分の人生にも、ラジオ界にも爪痕を残すことができました。
 
 (2回目・2017年8月11日<山の日>「生活は踊る」内)
 曜日パーソナリティーは、「ホーリー」こと堀井美香アナ。
 「歴史にゆかりのある地に住んでいるのに、その概要を他人に(特に、観光されている方に)説明できません」というハガキの投稿。

 偶然にも、私事ながら、1回目に出演させていただいた悩みが解決し、合唱の世界にも不死鳥のごとく復活させていただいた、そんな大切な本番の日。何とか、ステージ出演に支障のないスケジュールに変更をし、スタッフさんに「お二人に、本番頑張って、と声をかけて欲しい」とお願いしたところ、「もちろん、2年半前のご相談のことにも触れますので」と快く承諾して頂く。

 そして、2回目の「相談は踊る」出演。実は、地元のラジオ局の他番組にも複数回出演したので、電話出演は貫禄もの。本番前である、と事実を伝えたところ、「何をやっているんだ!」と、スーさんから叱りの声。以前の、柴田アナとの相談のおかげで、先述の悩みは解消できたと報告した後、堀井アナから、「一節唄っていただきましょう」との、予測していた流れ。その、2曲目となったナンバーは…

 「♪夏がぁ、来ぅれば、思ぉい出ぁす~」

 と、ケツメイシじゃない「夏の思い出」。電話で話す度胸はあるが、歌となると失敗する。
 この悩みに関しては、リスナーさんから多くのアドバイスを、スタッフさんを介在して、解決策を送っていただきました。今後、この悩みを解消するために、寄せられたメッセージを参考に、その課題を少しずつメルトすることができるようにしたいと思った。と、同時に、私の悩みに思いを寄せる、「こんなにも素敵な人がそばにいるなんて」。まさに、「ありがとう」です。
 
 さて、2件の相談に関して感じたこと。相談を寄せるにあたり、自分のモヤモヤした思いを文章化するだけで七割型は解決への道のりが進んだこと。そして、他者に、そんな自分の苦しい思いを汲んでもらい訴えかけることは文章力の向上に繋がります。はたまた、電話出演をすれば、自分がパーソナリティーと会話したことを、同時録音したもの(radikoのタイムフリー機能、ラジオクラウド)を通して、会話力の測定となるのではないだろうか?相談の解決からは、離れちゃいましたけどね。

 そんな、悩めるリスナーと、ジェーン・スーさん、御相手のパーソナリティー、そして、電波を介在して、無限に近いリスナーさんという相談員がいることは、ニッポン放送の「テレフォン人生相談」に勝るコンテンツだと、いちリスナーとして、堂々と胸を張って言える。
 
 そんな、33の相談の軌跡(奇跡)が詰まっている一冊です。