教育業界はめまぐるしいものである。「みかずき」の主軸となるのは、公の学校を敵対視する私塾(和製英語で言うプライベートスクール)の存在である。現在は、官民一体の教育構想が提起されているが、まだまだ完全移行とは言いがたい現状である。
僕が住む、岐阜県西濃学区は、某学習塾の独占状態である。対人授業の提供だけではなく、少人数クラス編成、個別指導に加え、児童の英会話スクールまでと充実している。実際、英会話セクションでは、元受講生の特典として、社会人英会話のコースを受講し、大手英会話スクールと比較し、破格でネイティブ講師との会話レッスンに触れ、英語プレゼンに役立てた経験もある。
そもそも、「教育=ビジネス」という概念。実に不思議である。正直、この著書を読んでも、ヒントとはなるのだろうが、その答えは出てこないし、ますますこの方程式を混乱させられたのが実感である。はたまた、映像授業予備校のようにコンテンツだけ提供するのを私塾の役目と取るか、もしくは、人格形成・挨拶の必要性・ノートの取り方、しまいには自己啓発と、人格形成のプロセスまで商品するのも範疇に含むのか、残念ながら、余計、私塾を複雑に考えてしまう。
教育は、難しい。また、それを金儲けとリンクさせると更に難問となる。是非、この一冊で悩みに悩んで頂きたい。悩む力が読書体験を豊かにさせる。そんな契機となった一冊であった。
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みかづき
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