女に生まれて良かったなぁと思うのは、女の子のオフモードが見られる時かなと思う。

さっきまで私に話してた声よりオクターブ高い声で男の人に返事してるのとかさ、面白いなぁと思う。

イヤミ言ってるんじゃなくね。

そういう努力、可愛いじゃないかと思う。

 

 

 

めんどくさいからもう積極的に恋しようと思ってない。

今の私は同性愛者じゃなくて、「女性愛好家」くらいの位置付けで丁度いいと思う。

世の中の女性全体に対して、薄ぼんやりと味方してるような気でいる。

 

 

 

男友達の愚痴は、こっちのコンディションがいい時しか聞かないけど。

女の子のはちょっとぐらい無理しても聞いちゃうの、我ながら差別的だなぁと思う。

でもまぁ、可愛いと思っちゃうんだから仕方ない。

たぶん、猫好きが猫に甘くなるのと同じような感じだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このタイミングで山本文緒さんが亡くなるとは思わなかった。

たぶんこれ読んでくれてる人は、亡くなったから記事にしたと思うんだろうけど、偶然なのね。

偶然読んで、面白いなと思ってたら亡くなったらしいって聞こえてきてびっくりした。

 

 

 

山本さんの本でもう一冊、「群青の夜の羽毛布」を読んだ事がある。

 

 

 

 

「そ、そういう事だったのか・・・・」って、最後に意外な実態が明らかになる話を書くのが得意な作家さんだったね。

ちょっと湿度があって、でもなんか冷めてて、いかにも女性が書いたらしいお話って感じがする。

秘密主義な、色気のある文章だなぁと思ってた。

亡くなって本当に残念です。