好きになる人の条件が「面白い人」だなんて、そんなの幸せになれないよ。
いつだったか友達にそんな事を言われてしまった事がある。
痛いとこ突くなぁ、と思った。
自分の事をつまらない奴だなと思ってると、自分と波長が合うと思われる人たちもみんなつまらないと思ってしまう。
恋愛でも、絶対好きになってくれそうもない人を好きになる。
結果、自分とはかけ離れた性格の人ばかり周りに集まるようになる。
そうなれば自尊心は回復するのかと言えば、もちろんそんな事はなく。
あの人はあんなに面白いのに、なんで私はこんなにつまらないんだろうって劣等感ばっかり強くなる。
誰に否定されるわけじゃない。
自分が一番自分に冷たいだけ。
流れが変わったのは学生じゃなくなってからの事。
もう友達とか居なくてもいいや、って思った。
協力しなきゃ提出できない課題があるわけじゃないし、みんないい人たちだったけど一緒に居て幸せだと思った事はほとんどないんだから。
私は誰にも言わずにメールアドレスを変えた。
今、数は少ないけど質のいい友達が居るのが、なんでだかわからない。
なんで質がいいって言うかというと、彼ら彼女らはとても面白い人たちだけど、それに引き換え私は・・・って思わなくなったから。
学生時代の友達の質が悪かったとかは言わないよ。
たぶん私のほうの問題。
みんな綺麗な色してるのに、自分はなんにも色が付いてないつまらない人、みたいに思ってる人居る?
私はそういう気持ち、すごくよくわかる。
今はしんどいけど、諦めずにいろんな本読んで、映画観て、なにか興味ある事に触れて。
手当たり次第いろんなものに触れてたら、なんか突破口があるはずだから。
もしかしたら、突破口とかどうでもよくなるくらい、夢中になれるものが見つかるかもよ?
岸本佐知子さんのエッセイはほんとに面白い。
岸本さんが翻訳した本は一冊しか読んだことないけど、なんか風変わりな恋愛もの?だった。
この、はみ出た者を排除する日本で、こんな人生まれる?迫害されずに普通に暮らせる?ってくらい変な感じ。
小さい子どもみたいな無邪気な発想に、すっとぼけたふりをしてちょっとだけ毒を混ぜたような文章を書く人だよ。
初めて岸本さんの本を読んだ時はびっくりしたけど。
こんな変な人が日本人にも居るんだ、って思うと、なんだか希望が持てるなぁと思う。
記事が上がる時間が遅くてごめんなさい。
夏の終わりから少し体調を崩しておりまして(;^ω^)
皆さんは風邪なんかひかずに、お身体を大切にして秋の始まりを楽しんでください^^