もう結構年取ってるので、古い友達の中には20年選手も居る。

子どもの頃、父の仕事の都合で転校を繰り返してたわりには、ね。

友達には恵まれてる。

 

 

 

でも、時々何もかも放り出したい時期が来る。

新しい環境に適応しようと必死な時や、自分だけ世間から取り残されたような気持ちになる時にね。

私の周りの人や起こる物事が悪いわけじゃなく、全部自分の中だけの問題。

 

 

 

そういう、疲れてくるとちょっと投げやりになるところがある私と、ずっと友達で居てくれる人はよっぽど人間ができてるんだなって。

わりと本気でそう思ってる。

今は調子悪そうだなと思ったらすっと退いて、またフラッと声を掛けてくれる。

そういう優しさに、何度救われたことか。

 

 

 

「ある人がどんな人か知りたいなら、その人の友達を見るといい」って言った人が居たっけ。

そういう見方をするなら、私はめちゃくちゃいい感じの人って事になってしまうけど、それでいいのかなぁ?笑

・・・・いいのかなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

柚木麻子さんの本は、女の子同士がきゃっきゃうふふしてる感じが微笑ましくて大好きです。

あ、同性愛ものとかいう意味じゃないから、GLやら百合ものやら苦手な人も安心して読めると思います。

でもある意味恋愛ものよりも複雑な心理描写がいっぱい出てきて、さすがプロの文章だなぁと思う。

 

 

 

「女の敵は女」とか言ってゲスい笑い方する人に、「悪霊退散!」ってこの本を貼り付けたら浄化されたりしないかしら、なんて。

私が女の子好きだから言うんじゃないよって、そこははっきり主張した上で言いたいんだけど。

その気になりさえすれば、女を励まし、労わり、一番の味方になれる力を持ってるのは、実は女なのかもしれないなと思う。