『銀二貫』
高田郁
幻冬社2010.5
みなさんは本を買うとき、何を基準に選びますか??実用書ならともかく、私は最初から『これ!』と決めて小説
を買うことは稀です。
平積みされてる本をざーっと眺めて…びびび!ときたものを手に取ります。
割と『ジャケ買い』をします。タイトルと絵でピンとくれば買っちゃいます。だから読んでみて、想像だにしていなかった内容に驚いたりもします。というか、それがまた楽しい。
そして、ジャケ買いと並んで、『帯買い』も得意です。『◯◯氏絶賛!!』とか『◯◯賞受賞!!』とか。
今回の『銀二貫』は
『大阪の本屋と問屋が選んだ
ほんまに読んでほしい本』
という帯で買いました。
というか、『本屋』はまだしも『問屋』???
そんな疑問はさておき、読んでみると…なかなか本が閉じれない!
身寄りを無くした武士の子松吉が、寒天問屋の主人に拾われ、商人として成長してゆく話です。
と、舞台や筋書は普通の時代小説ですが、あらすじをまとめようとして、ふと思いました。この話、何とでも読めるのです。
父を亡くした松吉の努力の物語ーー。
大阪問屋の義理と人情の物語ーー。
武士と商人の道理を説く物語ーー。
寒天職人の物語ーー。
寒天と羊羹ができるまでーー。
真帆と松吉のラブストーリー。
と言い出すときりがありません。皆様ならこの『銀二貫』、どんなお話だとお思いになるでしょう。ぜひ御一読を。さすれば帯にある『問屋』の謎も解けるやもしれません。
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