教室はまちがうところだ
という詩をご存知でしょうか。
 

1967年、静岡市立中学校
2年生の学級通信に、 
 

教諭だった蒔田氏が
書いたものです。
 

それが絵本になっているのを
見つけ購入しました。 

 
とてもリズミカルで
あったかな詩です。 

 
もしもこの詩に小学校や
中学校とかの時に出会ってたら 
 

「わかったひとー」(わかるひとー)
「できたひとー」というコトバや
 

「うん、そうね、ほかに」というコトバ、
正しい答え(教師の求める答え)を
言ってくれそうな子をすぐ探すという 

 
残酷な体験で傷つくことも
なかったかもしれない。
 

だけど、実際はこの残酷な
光景が繰り広げられた。 
 

自分が正しい答えを言える側にいても
なんだか苦しいものでした。
 

このような経験をしてしまうと、


大人になってからも

間違わないように
 
失敗しないようにと
正しい答えを求め続けてしまいます。

 

だけど、残念ながら
1つのことに対して
 

1つの答えじゃない
ことの方が多いもの。

 

例えば2という答えを出す方法は
1+1だけじゃないんです。 
 

いや、もっといえば
1+1が3にも 
 

5にも10にも
なることがあるのです。

 

だから、あなたはなにも
足さないでください。
 

そのままでとても素敵だから。
と言いたくなりました。

 

じんわりと温かな
気持ちになる本です。
 

ぜひ読んでみてください。