岩瀬大輔『入社10年目の羅針盤』のまとめ | 朝礼・商談・接待のネタ帳!ビジネス書を超読み解く

朝礼・商談・接待のネタ帳!ビジネス書を超読み解く

いつも仕事が忙しいビジネスパーソンへ。本を読む時間のない人向けとして私が読んだビジネス書を解説をしています。

※要旨

・ハーバード・ビジネス・スクール(BBS)の授業で教わった言葉に、
「自分の上司を上手にマネージせよ」
というのがある。
上司とソリが合わないのは、相手が悪いからではない。
自分が上司をマネジメントできていないということだ。

・ベテランの力を上手に借りて仕事をせよ。

・大学はたった4年間。
高校と合わせて7年しかない。
それに比べて社会人としてさまざまなことを学ぶ期間は30年以上。
その間にどれだけ人間として成長できるか。
あなたの人生を幸せにするかどうかの鍵を握っている。

・私が若い人たちによく言っているのが、
「自分の取締役会を持て」
ということ。
自分を会社に見立てて、自分のいいところ悪いところを
包み隠さず言ってくれる先輩や同僚、友人に助言者になってもらうということ。

・論理的に話すために、まず紙に書き出す作業から。
自分の考えていることを、まず紙に書き出す。
断片的な考えでも、紙の上に並べてみると、整理しやすくなる。
自分のいいたいことは何か、そのメッセージを浮かび上がらせる。

・ノルマは達成できなくても気にしない。
まずは取引先にコツコツ種をまいておく。

・困ったときは「神頼み」してもいい。
続けていれば「拾う神」あり。

・「失意泰然、得意泰然」
この言葉には次のような意味が込められている。
「うまくいっていない時こそ、どっしりと大きく構えよ」
「うまくいっている時こそ、謙虚になれ」

・地味な仕事にチャンスあり。

・単純作業こそ、最高の英才教育。

・阪急電鉄創業者、小林一三もこう言っている。
「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。
そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ」

・あらゆるビジネスの本質は、現場の泥臭いところにある。
単純な作業もできない人に難しい仕事ができるわけない。
ミクロの実態が分からない人にマクロは語れない。
だからこそ、単純作業は最高の英才教育。

・自分で手を動かしてデータを触れていると、
それまで整理された資料を眺めているだけではわからなかった会社の、
生の姿を感じ取れるようになる。
「神は細部に宿る」
身体を動かすことでデータが血肉となり、初めて見えてくる。

・決断をするときのために、
メンタルを最高の状態に整えておく。

・気分が乗らないときのために、
力を発揮できるパターンを用意しておく。

・経営者の目線で僕がいいなと感じる採用は、「運のよさそうな人」
運がいい人の周りには、運も人も集まってくる。

・家族や恋人よりも、大事な仕事はない。

・睡眠だけは、しっかりとれ。
寝ることも仕事のうち。

・現代に生きる私たちも、外部とのつながりがあるために忙しい毎日を過ごしている。
それをどこかで遮断して、静寂の中で自分の内面と対話をする時間をつくる。

・「さあ、教えてください。
一度しかないワイルドでかけがえのない人生をあなたはどう過ごすつもりですか」
(メアリー・オリバー)

・「海軍に入るより、海賊になれ」

・人生は大陸を横断する旅のようなもの。
早く着くことが目的じゃない。

・目的地に早く着くことが人生の目的ではない。
目的地までの旅を楽しむことこそが人生の目的なのではないか。

・「永遠に生きるように夢を見て、
明日死んでもいいように生きる」

※コメント
岩瀬氏の講演会に数年前に一度行ったことがあるが、とても考えて仕事をしてる人だという印象だ。
本でも理路整然とまとめられている。
上司もマネージメントするとは、難しいことだが、そんなやり方もあるのだと思った。
なかなか意見の合わない上司だが、頑張ってみよう。