高島郁夫『遊ばない社員はいらない。仕事は楽しんだ時間で決まる』のまとめ | 朝礼・商談・接待のネタ帳!ビジネス書を超読み解く

朝礼・商談・接待のネタ帳!ビジネス書を超読み解く

いつも仕事が忙しいビジネスパーソンへ。本を読む時間のない人向けとして私が読んだビジネス書を解説をしています。

高島氏は、フランフランなどの店舗を運営する株式会社パルスの代表。

※要旨

・ビジネスというのは儲かるから始まるのではない。
人々が喜ぶから始まるのだ。
人々が喜び、その対価として金銭が生じ、ビジネスとして形成されるのである。
そして、どうしたら喜ぶのか。
それは自分たちが喜びを知らなければ想像しえないわけでもある。


・遊びを通じ学ぶことが、仕事につながるかどうかを考えて遊ぶわけではない。
ただただ遊べばいいのだ。
そして、たまに、そこからアイデアがひらめく瞬間はもうエクスタシーそのものである。

・遊びや楽しいトレーニングから多くのことを学ばさせてもらった。
そして、伝えるだけではなく、まだ私も遊びが足りない。


・いま仕事は快楽そのもの。
クリエイティブのアドレナリンが出っ放しだ。
まだまだこの快楽をむさぼり尽くしたい。

・挨拶とゴミ拾い、そして遅刻しないこと、
これ以外に、仕事にルールはない。


・こういうことがある。
できなくても何度も何度も同じことを繰り返していると、
フーっとできる瞬間がある。
努力は必ず報われる。


・自分の直感として判断したり、意見を言えるのは膨大な量の情報を目にしたり、
聞いているからだ。
雑誌は、女性誌、男性誌を問わずよく見る。
もちろんインテリア雑誌などの専門誌も。

・仕事ができる人ほどいわゆるキャリアっぽいイメージがない。
相手に隙を見せないように鎧を身につけている感じもない。


・どんどん遊べ、どんどん生活を楽しめ、どんどんファッショナブルになれ、
たくさんの映画や本を読め。
アートを見ろ。
そして、そこからつかんだものをヒョイと表現するだけ。

・得意不得意は関係ない。
どれだけ好きか。
問われるのは、それだけだ。

・マジメもいいが遊びを知らないと見えてこないものがある。
真面目に遊べるようになったら本物に近づいていく。

・青春とは人生の一時期のことではなく、
心のあり方のことだ。

・仕事は媚薬に似ている。
机の上の白い紙が置かれている。
何も書いていない紙にいろいろな言葉を書いていく。
それを丸で囲ったり、線でつないだり。
常にクリエイティブな発想は紙とペンから生まれる。

・イメージがすべて。
イメージ以上の仕事はできない。
どれだけ大きなイメージを描けるか。
それで、成し遂げる仕事の大きさが決まる。

・センスとは自分で見たり聞いたりしながら身に付けるもの。
センスを磨くということは、世の中に敏感になるということ。

・常に自分の引き出しを沢山もつ。
その引き出しがいっぱいになったとき、アイデアは実現する。

・至福の時を過ごす。
だからアイデアがどんどん湧く。

・アイデアを出す力は才能ではない。
どれだけ素晴らしい体験をするかだ。

・外見がカッコいいことが大事。
だからこそ中身が大切。

・外見を気にすると内面も磨かれてくる。
たとえば、美しい体を保持しようとすれば、栄養のことや体のメカニズムを知るようになる。
それは知識として蓄積され、日々の暮らしを上質なものに変えていくのである。
睡眠や食事や精神的な状態をも考慮するようになる。

・いくつになっても人間は外見を磨け。
その心がけにとって、内面が磨かれる。

・優れたデザイナーは、デザインとともに生産背景や消費者心理までをも
超越しながらモノを生み出していく。

・お客様は攻略すべき「向こう側」の人ではない。
あなたの「隣」の大切な友だちである。

・伝えるために、とにかくわかりやすく。
それも説明なしで、伝えること。

・マネジメントを磨く前に、好かれなきゃ始まらない。
教えたり、人を指導したりする人は、
基本的に人に好かれなければその任務をまっとうすることはできない。

・できればプライベートも含めスタイリッシュであることである。
そんな上司であれば部下はみんなついてくる。
そういう好かれるという関係ができれば、
あとはコミュニケーション次第でどうにでもなる。
コミュニケーション能力の前に好かれること。

・ビジネスそのものがクライアントの心理洞察である。
好かれる商品、好かれるブランド、好かれる店舗、好かれる人。

・部下が何人いようとも、
マネジメントの基本は一人ひとりをよく見ること。

・やはり若いときはハードワークに勝るものはない。
怒濤のような仕事量の中に身を置いてこそ成長の機会が訪れる。
スポーツも同じ。
練習に勝る方策はないのである。
人一倍の練習量があってこそ、である。

・いろんなクリエイターとも接する機会が多いが、いわゆる凄いなと思う人は、必ずといってよいほど優れた営業マンである。
まず雄弁である。

・時代にフレキシブルで行動力があること。
そして気配りができれば、おのずと大成する。

・どんな人にも迎合することなく、自分を変化させることができる人。
それは言い換えれば、結局素直で行動力があるこということに終始するのではないか。

・人として魅力があれば、誰彼となくその人のまわりに集まってくる。
そして集まってきた人が情報を持ち寄ったり、
なかにはビジネスにつながる話があったりするものだ。
そして、若ければよってくる人たちに礼節を尽くし、
気配りをすればおのずと大成するようになる。
なぜなら、そういう人は年配の人も何かと声をかけてくれたり、指導してくれるからだ。

・心に邪心がなく、驚くほど純粋に澄んでいる人こそが、
ことを成す人ではないか。

・生きるうえでの最大の武器は、素直さと謙虚さ。

・誰の前でも、わからないものを「わからない」と言える人が、一番強い。

・社内にはデザイナーが複数いるが、いままで見てきて、優秀なデザイナーはほとんど、フリーハンドでスケッチから入る。
できの悪いデザイナーほどパソコンで描き始める。
優秀な画家と同じように、デザインをどれだけするかは大事なこと。
特にプロダクトデザインはスケッチでそのモノがある情景を考えながら描かなければいけない。

・デザインの最初に必要なのはアイデアであって図面ではない。
アイデアが煮詰まったものを図面に落とせばよいだけである。

・デザイナーに必要なのはパソコンスキルではない。
アイデアなのだ。
アイデアを生むには、これは練習するしかない。
つまり、何枚スケッチを描くかである。
一日に何枚も描くのである。
アイデアが湧かなければ雑誌をめくったり、外に出ていろんな店を見たりするしかない。
そういうなかからだんだんコツを掴んでいくのである。

・少し習う、そして徹底的にそのことを練習する。
マスターしたら次のことを習う。
その繰り返しだ。

・働く目的は、人の喜ぶ顔を見るため。

・何のために働くかは考えなくていい。
必死に働くことによって、見えてくる。
そして、仕事が楽しくなってくる。

・辛いことも、耐えることも「快楽」。
その先に「快楽」がある。

・仕事、遊び、プライベート、家族、友人、すべては人生のエクスタシーのサプリメントだ。

※コメント
仕事があってこその遊び、遊びがあってこその仕事。相反するものながら、切っても切れないものだ。
時にはハードに、時には休息を。
メリハリをつけて人生を送りたいと思った。