フリマとバザーの違いについて……とか
日曜日は、ひさびさにフリマを出店しました。
駅前商店会主催の、軒下バザールです。
……よく売れました。
フリマの勝敗は、ひとえに、人出の多さだと思います……。お客さんが老若男女に多国籍、いろんな性別、年齢の人がたくさん集まってくると、
これは……さすがに売れんやろ……
と思っていたものが、意外とあっさり、売れたりします。
つまり、人が多いと、それだけニーズが多様化する、ということのようで……。
ところで、フリマ・バザーのお店、出店には、いくつかのタイプがある、と妻はかねてから思っていました……。
ひとつは、保育園の保護者会やNPOなどの団体が主催の、大勢の協力者が品物を拠出し、それを売って、資金づくりをするもの。
出される品物は、いただき物のタオルや、箱に入った食器類、洗剤、食品など、おもに未使用品が多いことが特徴です。
いわゆるバザーと呼んでいるのはこっちのタイプだと思います。
それに対して、フリマと呼ばれているほうの王道は、どちらかというと、個人が出店し、自分自身の古着や、昨日まで使用していた生活道具等を、自分では不要になったけど、まだ使えるから捨てるのはもったいない物が主体の店です。
……それに加えて最近は、プロの業者、フリーマーケッターというか、半ば仕事として、不用品を仕入れしてきて、売って利益をあげる……というタイプの店も増えている気がします。
実際にはそれらのタイプが混在していますが。
行政などが「ゴミ減量」目的で開催しているフリマなどは、あくまでも、まだ使えるものを使う、リサイクルをすすめてゴミを減らすことが目的なので、最後のタイプの、仕入れ品や、それから、手づくり品などの販売は禁止されています。
ま、ま、客の立場からは、ほしいものが安く買えたらそれでOKで、いろんなものが雑多に並んでいるほうが楽しいですが……。
妻も過去から売り手としていろいろな種類のフリマ・バザーにかかわったことがありますが……なかでもやっぱり、いちばん醍醐味というか、やっていて楽しいのは、自分が使っていた服や道具を売るタイプのフリマです。
これが仕入れ品や預かり品の販売と、どう違うか?と言うと、売り手として、一つひとつの品物のストーリーを説明することができることです。優れている点、使い勝手、汚れ痛みなど欠点もきちんと説明します。愛着をもって使っていたこと、なぜ自分にとっては不要になったか。逆に新品の品物より、そのほうが安心して買っていかれることもあるようです。消費者は結構、堅実です。
「この日傘、どうやって開くの?」「ここを押してこう……(実際に開いてみせる)これ、遮光性や暑さをしのぐのはすごく優れてるの。でも欠点があって、2つ折りだから丈が長い。私がいま、使っているリュックサックに入らないの……」、と正直に言います。
すると、「私は、それは、気にならないわ。もらっとくわ」と、あっさり買ってくれたりします。
そういうかたちでやりとりされた物は、ただ安かったからなんとなく買ったけど、結局、気に入らなくてそのまま捨てた、ということが少ないのでは?という気がするのです……。新しいご主人のもとで第二の人生を、道具としての役目を果たすことができるのではないかと……。
「引き取ってくださってありがとう。かわいがって使ってやってくださいね」と言葉を添えて、代金……100円とかを受け取ります。
母が残した1000~3000円ぐらいと思われるチープなアクセサリー類の山……。私たち娘にはちょっと、年代が違う、というか、好みが違う、というか、使えません。でもまだまだキラキラしています。私たちがこれに似合う年齢になる頃にはもうその輝きは失せているでしょう。捨てるには忍びなくて、でもどうしょうもなくて、今まで引き出しにしまっていたのですが、今回、思いきって出すことにしました。
開いた宝石箱に、「どれでも一つ100円」、
と書いておいたら、女の人はいくつになってもキラキラするのもが大好きです。多くの人が手にとって見ていかれ、結局、全部、売り切りました。パートナーへのプレゼントか、男性まで……。
なかでも亡くなった母が生きていたら同じぐらいか?……と思われる年代の、手押し車にいっぱい鞄をぶらさげたおばあちゃんが、何度もやってきて、そのたびに、手のひらに100円玉数枚と500円玉を乗せて、「はい(ここから取って)」、と言われます。これ、これ、あれも、と最後に、
「ここ、最高!」
と嬉しそうに言ってくださいました。
それを聞いて、
あー、フリマ、やってよかったなあー、と思いました……。
★海外旅行や世界一周旅に関するご質問など
わかる範囲でお答えします。お気軽にどうぞ!★
駅前商店会主催の、軒下バザールです。
……よく売れました。
フリマの勝敗は、ひとえに、人出の多さだと思います……。お客さんが老若男女に多国籍、いろんな性別、年齢の人がたくさん集まってくると、
これは……さすがに売れんやろ……
と思っていたものが、意外とあっさり、売れたりします。
つまり、人が多いと、それだけニーズが多様化する、ということのようで……。
ところで、フリマ・バザーのお店、出店には、いくつかのタイプがある、と妻はかねてから思っていました……。
ひとつは、保育園の保護者会やNPOなどの団体が主催の、大勢の協力者が品物を拠出し、それを売って、資金づくりをするもの。
出される品物は、いただき物のタオルや、箱に入った食器類、洗剤、食品など、おもに未使用品が多いことが特徴です。
いわゆるバザーと呼んでいるのはこっちのタイプだと思います。
それに対して、フリマと呼ばれているほうの王道は、どちらかというと、個人が出店し、自分自身の古着や、昨日まで使用していた生活道具等を、自分では不要になったけど、まだ使えるから捨てるのはもったいない物が主体の店です。
……それに加えて最近は、プロの業者、フリーマーケッターというか、半ば仕事として、不用品を仕入れしてきて、売って利益をあげる……というタイプの店も増えている気がします。
実際にはそれらのタイプが混在していますが。
行政などが「ゴミ減量」目的で開催しているフリマなどは、あくまでも、まだ使えるものを使う、リサイクルをすすめてゴミを減らすことが目的なので、最後のタイプの、仕入れ品や、それから、手づくり品などの販売は禁止されています。
ま、ま、客の立場からは、ほしいものが安く買えたらそれでOKで、いろんなものが雑多に並んでいるほうが楽しいですが……。
妻も過去から売り手としていろいろな種類のフリマ・バザーにかかわったことがありますが……なかでもやっぱり、いちばん醍醐味というか、やっていて楽しいのは、自分が使っていた服や道具を売るタイプのフリマです。
これが仕入れ品や預かり品の販売と、どう違うか?と言うと、売り手として、一つひとつの品物のストーリーを説明することができることです。優れている点、使い勝手、汚れ痛みなど欠点もきちんと説明します。愛着をもって使っていたこと、なぜ自分にとっては不要になったか。逆に新品の品物より、そのほうが安心して買っていかれることもあるようです。消費者は結構、堅実です。
「この日傘、どうやって開くの?」「ここを押してこう……(実際に開いてみせる)これ、遮光性や暑さをしのぐのはすごく優れてるの。でも欠点があって、2つ折りだから丈が長い。私がいま、使っているリュックサックに入らないの……」、と正直に言います。
すると、「私は、それは、気にならないわ。もらっとくわ」と、あっさり買ってくれたりします。
そういうかたちでやりとりされた物は、ただ安かったからなんとなく買ったけど、結局、気に入らなくてそのまま捨てた、ということが少ないのでは?という気がするのです……。新しいご主人のもとで第二の人生を、道具としての役目を果たすことができるのではないかと……。
「引き取ってくださってありがとう。かわいがって使ってやってくださいね」と言葉を添えて、代金……100円とかを受け取ります。
母が残した1000~3000円ぐらいと思われるチープなアクセサリー類の山……。私たち娘にはちょっと、年代が違う、というか、好みが違う、というか、使えません。でもまだまだキラキラしています。私たちがこれに似合う年齢になる頃にはもうその輝きは失せているでしょう。捨てるには忍びなくて、でもどうしょうもなくて、今まで引き出しにしまっていたのですが、今回、思いきって出すことにしました。
開いた宝石箱に、「どれでも一つ100円」、
と書いておいたら、女の人はいくつになってもキラキラするのもが大好きです。多くの人が手にとって見ていかれ、結局、全部、売り切りました。パートナーへのプレゼントか、男性まで……。
なかでも亡くなった母が生きていたら同じぐらいか?……と思われる年代の、手押し車にいっぱい鞄をぶらさげたおばあちゃんが、何度もやってきて、そのたびに、手のひらに100円玉数枚と500円玉を乗せて、「はい(ここから取って)」、と言われます。これ、これ、あれも、と最後に、
「ここ、最高!」
と嬉しそうに言ってくださいました。
それを聞いて、
あー、フリマ、やってよかったなあー、と思いました……。
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