きっと幼いころ誰もが一度は読んだ物語。
読んだことはなくても四姉妹のことは知っていたり、
映画やテレビアニメで見たことがあったり、
若草物語やその登場人物のことは何らかの形で知っていると思います。
長女 メグ(マーガレット) 次女 ジョー(ジョセフィン) 三女 ベス(エリザベス) 四女 エミィ(エミィ)
マーチ家の四姉妹が織り成す愛に満ちた美しい物語です。
エピソードを数え上げたらキリがありません。
南北戦争のさなか、貧しい一家が互いに支えあい、楽しみを見つけ、生活する様子は
便利なものに囲まれ生活に不自由することのない生活を送っている現代よりも
情緒も心も愛情も豊かなのかもしれないと思ってしまいます。
登場人物で誰が一番好きか・・・もしくは誰に似ているか・・・
ジョーのファンは多いデスね。
身体の弱い妹を世話しながら、作家になる夢を持つ少女ジョーはまさにオルコット自身がモデルのようです。
物を書くことでみんなを楽しませ、物怖じせず、快活で活発。。。
そんなジョーが電報で重体と知らされた父のもとに母を赴かせるために
美しく長い髪をばっさりと切ってお金に変えてしまうシーン。
当時の女性が自分の美しい髪を短く切りそろえることは
今の私たちが思う以上に思い切った本当に大きな犠牲だったはずです。
忘れられない場面です。
しっかり者のメグも上流階級に憧れて、あとから恥ずかしいと思うようなことをしてしまうことがありましたし、
エミィはライムを学校に持っていって屈辱を経験したり、鼻を高くするために洗濯ばさみではさんで寝ていたり、
ベス・・・あぁ身体が弱く心優しい音楽を愛するベス。
彼女がローレンス家でピアノを弾いてよいといわれたときの喜びよう、
困窮している人に対するパンを忘れず自分も猩紅熱にかかってしまい生死の境を彷徨ったこと、
大切にしている古くて誰も見向きもしない六体の人形、
いつも姉妹たちをやさしく見守る彼女の眼差しは本当に癒しの存在です。
『ピクウィック・クラブ』略して『Pクラブ』も大好きでした。
まさに抱腹絶倒・・・ですよね。
少女たちが織り成す美しい物語。
しばらく手にとってない方は、子どもの物語と思わずにぜひまた読んでみるのはいかがでしょうか?
きっと新しい喜びを得ることができると思います。